平成がいよいよ終わりに近づいてる。私は特別な感情を抱かない。マスコミはやたらと平成をなつかしむようなテレビ番組を放送したりしてるが、さほど興味がわかない。元号なんて日本しか通用しない時代表記だし、天皇の退位、新天皇の誕生に伴って時代が変わるのは、特別な意味があるのか。最近の騒ぎ方は、日本を天皇の国と印象づける。今は戦前と違い、天皇は象徴の存在なのだ。政治には介入できないのだ。安倍らの右寄りの連中からすると、天皇を政治利用したいのだ。元号システムなんてガラパゴス化の典型的な例だ。世界は圧倒的に西暦表示だ。時代変わりに踊らされてる日本人は、幸福なのか。令和まんじゅうだ、令和だんごだと、商業ビジネスが少し流行るだけだ。今、多くの日本人の心に重く宿るのは、不安だ。平成を貫いてるの日本人の心的風景は、不安だ。ほとんどの日本人が、政治家も、経営者も、労働者も、高齢者も、若者も漠然とした不安を抱いてる。不安だからお金にしがみつく。そのお金を詐欺して奪い取る連中も出てくる。全体的には日本人の心は健全ではない。平和だが、多くの日本人はもやもやとした心を抱いてる。令和時代になったところで日本人の心に変化はない。不安であり、日常的にイライラしている。5月になれば、令和の扉が開かれる。開かれたところで、扉の向こうの世界に喜んで進みたい日本人は少ない。日本は国家、民族としての方向性を失ってる。迷走飛行しているだけだ。なんとか飛び続けてるだけだ。エンジンのパワーも弱いし、パイロットの安倍もでたらめの操縦をしている。このまま行けば、墜落するだろう。今の日本に明るい未来を語れる人間はいない。閉塞と虚構のくそ溜まりで腐って消えてゆくだけだ。いずれ中国に飲み込まれるだろう。2019年4月は通過点にすぎない。宇宙137億年、地球46億年からすると、人間が恣意的に作り出した人間的暦など微々たるものだ。おならみたいなものだ。日本が歴史から消えても、人類が滅びても宇宙は存在するし、宇宙時間は刻刻と時を刻む。平成だ、令和だと大騒ぎする事はない。