地方選の結果を見ると、日本の今が見える。全体的に投票率が低い。40%ぐらいか。過去最低の投票率と報道しているメディアもある。選挙に行かない人間が多いのだ。政治には関心のない国民が多すぎるのだ。日本は問題だらけの国と、私は思う。国民は多くの不安を抱えてるが、政治に国民の心は結び付かない。大阪では維新が強かった。府知事も市長も維新の候補者が当選した。議会も維新が過半数を超えたようだ。日本全体としては、自民党が強い。野党対自民党の戦いの構図が描けなかった。保守分裂の選挙では、立憲民主などの野党勢力の影が薄い。自民党候補者同士での戦いだ。あまりにも野党が弱い、自民党が強いというより、相対的に野党が弱すぎるのだ。北海道では昔から民主党が強いといわれていたが、野党が推す候補者が自民党候補に敗れた。かなりの差だ。国民は野党には期待してない。投票率の低さがものがってるのは、国民は政治には無関心という事だ。内閣府の調査によると、国民の60%は生活に満足しているとの事、不安でも今の生活に満足のようだ。食べ物がなく餓死者が多数出るようにでもなれば、日本人は政治に目覚める。政治家の腐敗も外国の政治家ほどひどくない。大悪人はいない。政務活動費をだまし取るような小粒な政治家が多い。闘争より、忖度政治が蔓延している。女性的なのだ。日本の政治活性度の低さは病的だ。外国では生きるか、死ぬかの必死な政治闘争が行われてる。先進国で政治が盛り上がらないのは、日本だけだ。日本というガラパゴス諸島で日本的価値観、感性で社会が動いてる。世界の流れから遅れてる。日本の常識、世界からすると非常識なのだ。今の雰囲気が今後も永遠には続かないであろう。政治は生き物だ。絶えず変化する。社会も変化するのだ。自民党が大敗する日も訪れるだろう。栄える者は滅びるということわざがある。永遠に権力を維持することなどありえない。歴史は政治的変化と供に動いてる。人間が政治を動かすのだ。人間が政治に鈍感では、政治は動かない。日本人が政治に目覚める事を期待する。野党も政権を取るためには、戦略を見直さなければならない。