選挙の効果

総選挙の意味

名誉白人 バリケイト伊東

2021-11-13 12:48:25 | 政治

 先日、元南アフリカ大統領のデクラーク氏が亡くなった。日本では、ほとんど話題にならなかった。日本に縁がある政治家なのだ。デクラーク氏は、アパルトヘイトを推進した白人の大統領であったが、人生の後半は考え方を変え、アパルトヘイトをやめた大統領で歴史に名を残した。アパルトヘイトとは、一握りの白人が大多数の黒人を差別、隔離した非人道的な政策だ。その当時、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパの国々は、アパルトヘイトに反対して経済封鎖に踏み切った。困った南アフリカは、日本に名誉白人という称号を与えて経済を下支えしてもらった。日本から膨大な工業製品が輸出された。日本にとっては、その当時の南アフリカは金のなる木であったのだ。南アフリカの黒人差別政策には目をつぶって金もうけに精を出したのだ。どう見ても日本人は、黄色人種だ。白人ではない。南アフリカにはアジア人のインド人も多くいる。彼らも差別の対象だ。入店を拒否されたりする。日本人は、白人専用の店でも入店できた。名誉白人だからだ。日本の人権感覚は、時代遅れだ。ポイントがずれてる。今も、日本政府は、中国のウィグル弾圧に欧米みたいに抗議の声をあげない。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ほとんどの先進国が中国のウィグル人弾圧に抗議の声をあげてる。つまるところ、お金が大切。ウィグル人の人権を守れなんて日本政府が言ったら、中国で商売している日本企業がいやがらせを受けると考えてるのだろう。見て見ぬふりが日本政府の方針なのだ。人権よりお金だ。ウィグル人が何万人殺されても、見て見ぬふりだ。日本は未だ、名誉白人の称号をもらいたいのだ。政治なんか関係ない。儲かればいいのだ。日本は、すごい国です。世界の流れから遅れ始めてる。周回遅れになっても全然気にしてない。この先どうなるのか。