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加藤死刑執行 バリケイト伊東

2022-07-26 12:47:19 | 政治

今日、7月26日、秋葉原無差別殺人事件の犯人、加藤智大が死刑執行された。39歳だ。事件より14年、死刑が確定してから7年で、39歳の若さであの世に旅立った。あの事件は、14年経ってもはっきり覚えてる。7人が殺され、10人が負傷だ。どの被害者も加藤とは何の関係のない人間だ。たまたま秋葉原にいただけだ。静岡からトラックで駆けつけた加藤は、なんのためらいもなく、交差点を歩行中の通行人をトラックではね、さらにナイフで通行人に襲いかかった。現場は血の海と化し、逃げる通行人の悲鳴と救急車のサイレンで地獄絵の様相になった。職場で馬鹿にされたり、いじめられたのでうっぷん晴らしで事件を起こしたと自供した。世の中、いじめられたり、見下されたり、馬鹿にされてる人。たくさんいる。それでも、ほとんどの人は、人を殺傷してうっぷん晴らしをしない。つらくても必死に生きている。やるならいじめた人間を殺せばいいのだ。世間的には、理解が得られる。加藤のやった事は、とうてい許されないが、私は、死刑には反対だ。被害者家族にすれば、加藤を八つ裂きにして犬の餌にでもしたいだろうが、そんな事したところで死んだ家族は、生き返らない。加藤にも親、兄弟がいる。死刑の報告を受けた時、どんな気持ちで受け入れたのか。世間的には極悪の子供でも、親にすれば悲しいであろう。世界的にも死刑を容認している国は今では非常に少ない。EUはほとんどの国で死刑廃止だ。アメリカは州で違うが、死刑廃止の州のほうが多い。終身刑制度の国が多い。刑務所を出れるのは、死んだ時だ。生涯をかけて罪に向き合い、懺悔する。人は、時間が経てば変わる。20代と80代では心は大きく変わってる。罪に向き合わせるのがいい。秋葉無差別事件の後も多くの無差別殺人が起きている。電車内で、障害者施設で、診療内科で、アニメ制作会社で、犯人とは無関係の人間を殺傷している。やまゆり園での犯人は元職員だが。日本には、人生の方向性もなく、いじめられたり、もやもやした気持ちの人間は山ほどいる。それでも、多くの人間は、無差別に人を殺したりしない。殺すならいじめた本人をやればいいのだ。無関係な人間を殺傷するな!一人で悩まないで人に話せ、そのもやもやした気持ちを理解してくれる人はいる。閉塞と虚構の国、日本では誰でも被害者になる可能性はある。今日にも無差別事件が起きるかもしれない。悲しい国だよ!加藤よ!あの世でも懺悔し続けろ!、罪に向き合え!