埼玉県議会でとんでもない条例が可決されそうになった。世論の批判を浴びて、条例を提出した自民党は条例を撤回した。子供を虐待から守るために、子供をひとりにさせたら条例違反とする法案だ。子供をひとりにさせておくのはあぶない。誘拐されるかもしれないし、事故にあうかもしれない。しかし、いつも親がそばにいなければいけないでは、親は働きに行けない。政府も女性の社会参加を推進している。子供といつも一緒にいなければいけないのでは、母親は仕事に行けない。近くのコンビに20分ほど子供を置いて買い物に行っても、条例違反ではやりすぎだ。一人で置き去りにされている子供を見たら、通報をするように義務化も法案に入っている。密告を推進するような法案は良くない。小市民健全主義の行き過ぎだ。酒を路上で飲んだら密告?公園で多くの外国人が集まっていたら通報、密告なのか。外国の虐待防止制度を模範したのかもしれないが、多くの日本人は反対した。政治に関心のない日本人でも、おかしい法案にはおかしいと言うのだ。今後、多くの政治的課題に反対のろしをあげて、態度を明確にする事だ。今、直面している物価高、高い税金、マイナンバー制度、人手不足、人口減少など問題は山積している。日本人は政治的態度を明確にすべきだ。自分の生活を良くしたいのだろう。選挙にも行かないで、ぶつぶつと文句を言ったところで何も変わらない。市民の、市民による、市民のための政治を目指さなければいけない。