自民党総裁選、熱を帯びてきた。候補者達がテレビに出たり、マスコミが競って追ってる。しかし、私からすると、政治日程というより、芸能人、ほれた、はれた、不倫したみたいな話の延長線にある。候補者の経歴をおもしろく、おかしく味つけして紹介している。歌がうまいだとか、酒が強いだとかだ。そんな事より政策を聞きたいのだ。肝心の政策論争は、どうなってるのだ。岸田氏が割と政策を説明しているが、その他の候補者はほとんど説明してない。アメリカみたいに大統領候補者がテレビ討論する事は、日本ではない。街頭で支持者がぶつかりあって、暴動になる事もない。形式としては日本は、民主主義国家であるが、民主主義の精神は熟成されてない。何しろ、選挙での投票率の低さが目立つ。この前の横浜市長選でも投票率は49%位だ。国政だって50%位なのだ。多くの国民は政治には関心がない。特に若者が政治に関心がない。関心は芸能人、食いもの、美容だ。日本では政治が機能してない。総裁選、誰が総裁になるのかわからないが、誰がなっても、日本のうそ臭い政治システムは変わらない。形式だけの選挙、議会制民主主義、国会を開こうともしない与党自民党、この国の民主主義は死に体だ。国会は墓場だ。数におごる与党、与党の傲慢さを破れない野党。市民の、市民による、市民のための政治は、夢のようだ。言葉だけだよ。日本は、静かに腐ってゆく。
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