大学学費無料化の話を始める前に、お人よしのおじさん化していた岸田総理がアシアンの会議で中国にかなり強く男らしく言った。尖閣は日本の領土であり、主権を守るように、ウィグルでの人権侵害にも抗議した。外国に行くと強気になるようだ。国内ではもたもたとさえないが、外国の首脳の前ではかっこのいいところを見せたいかもしれない。国内でも同じようにすればいいのだ。支持率もあがる。尖閣は日本の領土なのだから日の丸を島に掲揚すべきだ。なぜやらないのだ。
本題に入る。前にも大学学費無料化について書いた事がある。たまたま、ドイツでは大学の学費が無料のニュースを見た。ドイツ以外にもヨーロッパではフィンランド、ノールウェー、オーストリア、フランス等大学学費無料の国が多い。発展途上国のキューバだって大学まで学費は無料だ。医療も無料だ。日本の学費は高い。文系で年間100万円ぐらいかかる。理工系だと150万円ぐらいか。奨学金制度もあるが、卒業後、返還しなければいけない。これが重みになってる。払えない人間が多い。非正規労働で働くと、さほど稼げない。親の経済状態に関わらず望む教育を受けられるようにしなければいけない。貧困ゆえに大学進学をあきらめるのは、本人にとってはつらいものがある。国家にとっても損失だ。大学に行ってきちんとした教育を受けていたなら、ガンの特効薬の開発や医療、様々な分野で大きく貢献するかもしれない。日本では、年々子供の出生数は減少している。今年2022の出生数は80万人を切る予定だ。毎年10万人位減ってる感じだ。少なくなってるのだから大学学費の無料化のコストはさほど気にしなくていい。国を良くするためには、教育に対してお金を惜しんではいけない。時期が早いなんて言う政治家は、自分の高額の給料を減らして教育に回せ。高校までは無償化が進んだが、大学の学費の無料化が進まない。何より学生のほうから無料化しろと声を上げなければいけない。学費無料化の大規模デモなど日本ではまったく聞かない。世論を巻き込んで学費無料化の運動をしなければいけない。日本では若者は幼稚でチャラいだけで政治的には無能無策だ。50年前の学生は不条理と戦った。そんな気概のある若者はいない。政党のパンフレットを見ても、大学学費の無料化を掲げる政党はない。そもそも日本では政治に対して関心がなさすぎる。今、高校生で経済的理由で大学進学を行くか、行かないかで悩んでるなら、同じ悩みの高校生が日本中にたくさんいるのだから、連帯して声をあげ、戦わなければいけない。スマホを片手に、ハンバーグを片手に町をうろついていても何も変わらない。声をあげなかったら生涯不条理のままだ。日本政府は、真剣に大学学費無料化に取り組まなければいけない。国家を存続させるためには、教育の無料化を進めなければいけない。無料化は、社会主義や共産主義化の政策ではない。学びたくても、お金がないゆえに教育をあきらめなければいけない人々を救う事になる。