東京の最低賃金が秋から1072円になる。今は1041円だ。31円の値上げだ。政府やマスコミは大幅に上がったと報道するが、時給1072円はあまりにも低すぎるだろう。きりのいいところで、1080円が東京の多くの事業体で払われる。1072円のところだって多い。秋からの改定最低賃金でも、9割の県で、1000円以下だ。日本で1500円以上の最低賃金の県はない。東京で1200円が当面の目標だ。今の上昇率では4年はかかる。遅い。野党は、最低賃金1500円にしろと再三言ってるが、1500円になるには何年かかるのだ。日本では、1990年以降、賃金が上がらない国になってしまった。デフレ経済だからしょうがないで、多くの国民は納得してしまってきた。その間に多くの国で賃金は大幅にあがった。今や平均賃金で韓国にも抜かれた。近い内に中国にも抜かれるだろう。賃金が上げない状況で、日本政府は、年金を下げ生活保護費も下げた。今、物価高騰で生活が苦しい世帯が多くなってる。賃金を上げるのは、人間としての尊厳を守るためにも、必要な政策だ。国民も、もっと声を上げなけければいけない。国民の声があがらない。ひつじのようにおとなしい。年金下げられても。物価が上がっても、選挙になれば自民党が勝ってしまう。経済大国の裏の顔は、貧困大国なのだ。日本国民4千万人が貧困ラインだ。政府が賃金を上げないから、上げないように心理誘導したからだ。労働者は賃金アップに戦わなければいけない。黙っていても、賃金があがるわけではない。日本は、ほんとうにダメな国になってしまった。不安しかない国になってしまった。