選挙の効果

総選挙の意味

昭和回帰 バリケイト伊東

2023-10-31 13:02:10 | 政治
 東京、曇りです。少し肌寒い。テレビで国会論戦をやっていますが、日本の政治はつまらない。世界はウクライナ、ガザ侵攻での緊張感で満ちています。先日、イスラエルのガザ空爆に抗議して、ロンドンで10万人ものデモがありました。日本では大規模な政治的デモはほとんど起きない。ハロウィンには多くの人が集まっても、政治性はまったくない。仮装して町をぶらぶらするだけだ。今の日本を動かしているのは政治ではない。今の日本を動かしているのは、漠然とした現状維持、拝金主義、物欲主義、不安、ストレス回避、芸能依存、小市民健全主義などだ。日本でも、強い政治リーダーが国を動かしていた時代が日本にもあったのです。昭和の時代には権力者が国を動かし、国を破滅に導いた。東条英機は日本を戦争に導き、負け、日本を新しい時代に大きく動かした。戦後も吉田や田中角栄などが日本のリーダーとして君臨し時代を作ってきた。昭和は、近代では革新的時代と評価できるでしょう。戦争という破壊はあったが、高度成長期という経済高揚期もあった。昭和には、今と違って激しいデモもあり、暴動も良く起きた。学生も激しく権力や体制、権威に抵抗した。今の日本は、閉塞と虚構の糞だまりで身動きできない。時代の高い壁を乗り越えられなくて悶えている。昭和回帰が起きている。レコードが売れたり、昭和の文化や習慣がリバイバルしている。テレビを見ると、よく昭和のドラマ、映画が放送されている。歌番組も放送されている。美空ひばり、島倉千代子、高倉健、石原裕次郎、渥美清などがよく画面に映し出されてる。昭和を代表されるスター達が日本人に夢を与えた。今の日本に夢を与えてくれるようなスター、政治家がいるでしょうか。多くの芸能人、政治家はおりますが、小粒のつまらない連中ばかりです。芸能スターは虚構の産物なのでしょうが、派手な印象と存在感が社会を明るくしてくれた。今の日本人は時代の壁を乗り越えようとしない。高い壁の前で、乗り越えようとせず、ぶち壊そうともせずあきらめてしまう。こんな高い壁、乗り越えるのは無理だ。壊すのも無理だ。壁の向こうには新しい世界があるのに、壁を乗り越えないで昭和の経験したわかってる世界に戻ってしまう。今の日本人は壁の前でうろうろ、おろおろしているだけだ。アメリカとソ連の冷戦は、ベリルンの壁が壊された事によって終わった。その時代のヨーロッパ人は、中々乗り越えられなかった壁を壊し、新しい時代に突入していった。今の日本には物理的な壁はないが、見えない心の壁はある。時代の壁を越えてゆかなければいけない。昭和回帰なんていう言葉に惑わされてはいけない。時代の壁を乗り越えて行く時には多少の痛みを伴うが、しょうがない。江戸時代から明治に移行する時、多くの人間が傷つき死んだ。昭和の軍国主義から民主主義の国への変更時にも多くの人間が死んだ。今も同じように時代の変更時には多くの死人は出るでしょう。今の草食化した日本人でも、目覚める時が来るでしょう。目の前の壁を恐れるな!壁をぶち壊せ!新しい世界を作らなければいけない。多くの日本人は、奴隷のように働かせられて訳わからず死んでゆく。システムの奴隷だ。ベルトコンベアーの上を歩かされているだけだ。歩いているのではない。システムそのものを壊さなければいけない。日本中に張り巡らされた見えない、システム、壁をぶち壊さなければいけない。人間が人間として尊厳を得られ、輝きを得られなければいけない。