東京、目白にある田中角栄の邸宅が全焼した。現在住んでいる娘の田中真紀子氏のお線香の不始末のようだ。因縁めいてる。線香の煙は田中の魂かもしれない。田中はロッキード事件で起訴され有罪になった。当時、田中は金権腐敗の象徴のような政治家であった。圧倒的な権力を持つ田中には莫大な金が集まった。ワイロに近い金なのだ。そんな田中に検察は容赦なく攻め込んだ。そして有罪に持ち込んだ。田中は今の自民党議員の裏金疑惑を天国から見て、どんな感想を持っているのだろう。 俺はさんざん検察にいじめられた、そして、政界を追われた、政治には金が必要なのだよ、きれい事では済まないのだ、俺のおかげで多くの業界が潤った、今の自民党の裏金疑惑位で大騒ぎする事はない、誰だって金が欲しいのだろう、 こんな感じか。今の自民党議員の裏金は、田中が集めた金額に比べれば微々たるもんだ。金額の多さ少なさだけでなく、受け取った金を記載しない事が法に触れてるのだ。安倍派は5年間で5億の金を集めた。すべて記載しない裏金だ。きちんと記載しておれば、検察に追及される事はないのだ。やましい金なのか。田中の生きていた時代より政治資金に対しての規制は厳しくなった。それでも、不法なやり方が横行してる。違反したら政治家を辞職させるような罰則をつけるべきだ。田中みたいな政治家を選ばない事だ。田中や今の自民党の疑惑議員だって選挙で選ばれたのだ。良く選別する事だ。久々に田中みたいな大物が話題になるのは何かの因縁だろう。過去の金権腐敗も今の金権腐敗も基本的には同じだ。政界から金権腐敗はなくならないが、なくすように努力しなければいけない。