狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『三国志』/吉川英治

2020年04月04日 21時05分38秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、吉川英治の小説『三国志』を一気読みで読み返しておりました。

 吉川英治の『三国志』は、日本では三国志の定番本。
 吉川英治の『三国志』の影響を排した三国志を多くの作家さんが書こうとしてトライしているけど、でも、吉川英治の『三国志』があまりにも偉大すぎて、ほとんど上手くいっていない、ような気がします。
 凄いなぁ……。

 『三国志演技』を基にしていて、実際に起こった(とされる)出来事とはかなり違うけど、小説なので無問題。
 物語と歴史は違います。物語は楽しむものなのです。
 物語を歴史書と同列に扱う必要はないし、してはいけない。

 ま、このあたりは虚構と現実の問題。
 昔から虚構と現実の問題は存在していて、この問題は現代のゲームの専売特許って訳ではないのです。

 むむむ。話がずれちゃった。

 この『三国志』は、膨大なキャラクターが出てきて、国家の興亡を描いた壮大な物語。
 美しくて格調高くて流麗な文章。
 うっとりしてしまいました。


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『本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)』/桜庭一樹

2020年04月03日 19時26分35秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、桜庭一樹のエッセイ集『本のおかわりもう一冊 (桜庭一樹読書日記)』を読み返していました。
 桜庭一樹読書日記シリーズの5冊目で、2010年8月から2011年12月までの桜庭一樹のお仕事や編集者達とのやりとりや読書に関するエッセイです。

 桜庭一樹読書日記シリーズを読んでいるといつも、まだまだ読んでいない本がいっぱいある、って気になります。
 特に古典を読んでいないし読んでいても忘れているなぁ。
 もっと古典を読まなきゃ。

 でもって、あの日あの時私は何をしていたのか、ばばばばっと思い出してしまいました。
 少ししんみり。

 相変わらずの面白さでありましたよ。
 本好きな人にはお勧めです。


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『カエサルを撃て』/佐藤 賢一

2020年04月01日 17時20分28秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、佐藤 賢一の小説『カエサルを撃て』を読み返しておりました。

 共和政ローマ期の政治家で軍人のガイウス・ユリウス・カエサルが記したガリア戦争の遠征記録『ガリア戦記』を、古代ローマのガリア侵攻に対してガリアのケルト諸部族をまとめ上げて抵抗したガリアの英雄・ウェルキンゲトリクスの視点とカエサルの視点で再構成して描いた小説です。

 この物語のカエサルは、軍を養う能力には長けているけれども決断力が無く優柔不断で八方美人で物事に妥協しやすくポンペイウスに劣等感を抱いているおぢさんとして描かれています。
 手練手管には長けているけれども乾坤一擲の手は打てない。
 そんなカエサルと対峙した若き英雄であるウェルキンゲトリクスは、カエサルに強烈な意思を示します。
 お互いが御互いを尊敬し憎み嫉妬して……。

 くたびれたおぢさんであるカエサルが如何にして英雄・カエサルとなったのか? そんな物語であります。

 面白いですよ。
 お勧めです。

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『変身』/フランツ・カフカ

2020年03月31日 22時40分57秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、お布団の中でうつらうつらしながらフランツ・カフカの小説『変身』を読んでおりました。

 グレゴール・ザムザは、布地の販売員をしている。
 ある朝、自室のベットで目覚めると彼は巨大な虫になっていることに気が付く。
 そのことに戸惑いながらも彼はもう少し寝ようと試みる。しかしいつもの態勢を取ることが出来ないので寝付けない。
 その日は出張旅行の当日で、彼はベットの中で今の仕事の不満を募らせる。
 しかし、両親には商売の失敗によって多額の借金があるのでそれを返すまでは辞めるわけにはいかない。

 ふと時計を見ると、出張旅行のための出発時間をとっくに過ぎている。
 心配する家族の者がドア越しにグレゴールに声をかける。
 グレゴールが何とか体を動かしてベットから這い出ようとしているうちにグレゴールの様子を見に店の支配人がやってきた……。


 超有名な小説です。
 多くの人によって様々な考証がなされている小説です。
 不条理を描いた作品です。

 そのことを重々分かった上で基本的にはボケ属性に属する私・狐がこの作品について少し述べてみよう。というのが今回の記事の趣旨であります。
 どうかどうか「愚か者が何か述べておるわい」と嗤いながらお読みくださったならば幸いにございます。
 それでは、以下の文を御笑読くださませ。





 主人公はボケ属性の人なのです。

 物語の冒頭で主人公は朝に目が覚めた時に薄気味悪い虫に変身している。インパクトが特大の出オチです。
 目が覚めて自分が虫になっていたならばツッコミ属性の人ならば必ず「何でやねん!」と自分にツッコむことでしょう。そして自分が虫に変身していることに大騒ぎするはずです。
 しかし主人公は目が覚めた時に自分が薄気味悪い虫に変身しているにもかかわらず、再び寝ようとするのです。読者はここでまずツッコむはずです。「何でやねん!」と。
 さらに主人公はベットの中で自分のお仕事について愚痴を述べるのです。虫に変身するという大ボケにさらにボケをかぶせてきています。読者はここでもツッコむはずです。「そんなことを心配してる場合ちゃうやろ!」と。
 
 この物語では主人公はひたすらボケを連発しているのです。
 その主人公のボケにこの物語ではきちんとツッコミを入れる人がいません。ほとんどの登場人物が主人公のボケにさらにボケをかぶせてきます。
 では、誰がツッコむのでしょうか?
 それはこの物語を読んでいる人の役目となるのです。

 カフカの「変身」とは、物語の冒頭で主人公は朝に目が覚めた時に薄気味悪い虫に変身しているというインパクトが特大の出オチで始まる物語を引っ張って延々と登場人物達がボケ倒す物語なのです。



 という説を述べたら多くの人に文学に対する侮辱であると怒られるかなぁ?
 でも、私も基本的にはボケ属性の人なので、もしカフカの「変身」で読書感想文を書かねばならぬとしたならば主人公はボケ属性の人であるという説を展開して書くだろうなぁ。多分。
 そして先生に「何でやねん!」とツッコまれることをわくわくしながら待つことでしょう。


 
 てなことを考えながら、昨夜はぱらぱらりと読み返しておりました。
 面白かったですよ。

コメント (4)
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『美亜へ贈る真珠』/梶尾真治

2020年03月28日 15時34分15秒 | 小説・本に関する日記
 昨日は、梶尾真治の短編SF小説集『美亜へ贈る真珠』を読み返していました。

 収録されているのは、「美亜へ贈る真珠」、「詩帆が去る夏」、「梨湖という虚像」、「玲子の箱宇宙」、「“ヒト"はかつて尼那を……」、「時尼に関する覚え書」、「江里の“時"の時」、「時の果の色彩」の8編です。
 時間と恋愛がテーマになっていてリリカルなお話の短編集で、旧版に「時の果の色彩」を追加した新装版です。


 梶尾真治は、短編SFの名手でリリカルなお話やドタバタコメディやゾッとするお話などバラエティに富んでいます。
 この『美亜に贈る真珠』はリリカルなお話で統一されていて、梶尾真治の作品を読むならば私はまずこの作品をお勧めします。

 面白いですよ。
 機会があったら是非読んでみてくださいませ。



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『富士学校まめたん研究分室』/芝村裕吏

2020年03月24日 20時09分40秒 | 小説・本に関する日記
平和というものは戦力の均衡状態だ。
思想が平和を生み出すわけでも、戦争を起こすわけでもない。
思想を理由に戦争するやつらは後を絶えないが、実際はまあ同じ宗教、人種でも戦争は起きる。
戦力が均衡していなければどこでも起きる。






 昨日の夜は、芝村裕吏の小説『富士学校まめたん研究分室』を読み返していました。

 近未来の日本。
 陸上自衛隊富士学校勤務の技官・藤崎綾乃は極端な対人恐怖症で以前にセクハラ騒動に巻き込まれて閑職に追いやられていた。
 一人部屋ですることもなく無為の日々を送っていたが学生時代に研究していたロボット工学の知識を生かしてロボット戦車の企画・考察を独りで始める。
 留学時代に知り合った同僚の伊藤信士の協力で綾乃が研究してまとまられた企画は、極東に戦争が起こる可能性が囁かれる中で承認されて、本格的に開発が進められることになり……。


 近未来SFです。
 工学系の技術開発のお話で軍事技術開発のお話+めんどくさい30女の恋愛話でもあります。
 全く新しい概念の兵器を構想して企画してプレゼンして開発に持っていくところや試作運用してみてはじめて思ってもみなかった性能に気がつくところとか、私はこの手の経験が全くないので読んでいて面白かったです。
 この手のお話は拒絶反応を示すお方もいると思いますが、物語なので楽しめるか楽しめないかで評価していただきたいです。

 面白いですよ。
 楽しめました。


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『ZOKURANGER』/森 博嗣

2020年03月21日 20時54分33秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、森 博嗣の小説『ZOKURANGER』を読み返していました。

 民間企業の研究所から転職して大学の准教授に就任したロミ・品川。
 彼女は研究環境改善委員会に所属することになった。
 単なる学内委員会で何の問題もないはずだった。
 しかし、5人の委員にはそれぞれ色違いのユニフォームとヘルメットが配布されることになっていて……。

 『ZOKU』『ZOKUDAM』と続いた森博嗣の理系莫迦小説シリーズ『Zシリーズ』の第3作目です。
 Zシリーズはそれぞれ独立していますが出てくるキャラクターは一緒。スターシステムってやつですね。

 今回は戦隊モノがモチーフ。
 なのだけれども、大学のお話とキャラクター達の妄想が炸裂するお話となっています。
 シュールで脱力感満載の莫迦小説であります。
 面白いですよ。


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『数えずの井戸』/京極夏彦

2020年03月19日 17時15分16秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、京極夏彦の小説『数えずの井戸』を読み返していました。
 岡本綺堂の『番町皿屋敷』や多くの資料を基にして「皿屋敷」の怪談を再解釈した物語です。

 何故、お菊という女性の亡霊が皿を数える怪談が生まれたのか? が核心の部分で幽霊は出てきません。
 物語はお菊が旗本青山家の屋敷に奉公する前から始まります。

 各章で視点が変わりながら、まずは登場人物達の紹介と核心の周辺の説明。
 徐々に核心に迫っていきます。
 結末は最初に明示されていて、どのようにそこに行きつくか? そして何故、お菊という女性の亡霊が皿を数える怪談が生まれたのか? というお話。
 幽霊話ではなくどのような事件が起こったのか? というお話なのですが、怖い。
 主要人物達が抱えている考えかたや悩みは誰しも少なからず持っているもので、しかも単独では大したことはない。悪いものと言い切れないものもある。
 しかし重なり合って組み合わされると大きな力を持ってしまい、誰にも抗うことは出来ず皆で破滅に向かう。
 暗くどんよりとしたお話で、最初はゆっくりと途中から加速度を増して惨劇へと向かいます。

 面白かったですよ。
 お勧めです。


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『ビロウな話で恐縮です日記』/三浦しをん

2020年03月14日 11時20分48秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、三浦しをんのエッセイ『ビロウな話で恐縮です日記』を読み返していました。
 日記を収録したエッセイ集であります。

 弟の罵倒を受け流し、母親との闘いに明け暮れ、父親の独り言を聞き流し、祖母とテレビを観る。
 ヲタク仲間とヲタク談義を交わし、奇妙な夢を見、タクシーの運転手の話に耳を傾ける。
 そして、仕事は捗らない。

 三浦しをん先生の日常は何ともスペクタクルであります。
 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『未来視たち』/大原まり子

2020年03月10日 22時15分30秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、大原まり子の短編小説集『未来視たち』を読み返していました。

 巨大情報管理組織シノハラ・コンツェルンを築き上げた大シノハラは強力な超能力者。
 辺境星系政府や大企業などは念動やテレパスや未来予測が行なえる超能力者達は工作員として重宝している。
 シノハラ・コンツェルンの超能力集団はクローンによって維持されている。
 血で結ばれた一枚岩のような結束を誇るシノハラ・ファミリー。
 しかし7人目のクローンであるシンクは兄達と馴染まず……
 シンクは、シノハラ家の宿敵・コザイ家の少女とともに組織を離れて……。

 SF連作短編集です。

 収録されているのは、「ストラップレス・ウォーカーズの跳躍」と「シンパシー」と「炎の少女たち」と「グレーテルの焼死」と「アルザスの天使猫」の5編です。




 大原まり子の文章はお洒落なのです。
 テンポが良くて簡潔で美しい文章なのです。
 くらくら眩暈がしそうになる文章力なのです。


 面白いですよ。
 楽しめました。


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『ベロニカは死ぬことにした』/パウロ・コエーリョ

2020年03月09日 21時04分16秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜はパウロ・コエーリョの小説『ベロニカは死ぬことにした』を読み返していました。

 ベロニカはスロベニア共和国リュブリャナで暮らしている24歳の女性。
 若さも仕事も愛も全てを手にしていて恵まれている。
 しかし、何かが欠けていると感じて何の変哲もない日々の繰り返しに疲れてしまい、薬物の多量摂取による自殺を図る。
 一命を取り留めたベロニカは、意識を取り戻した時、精神病院にいた。
 ベロニカは医師から自殺未遂の後遺症で余命は数日であると告げられる……。

 挑発的な小説です。
 最初は読み進めるのが何だか苦しかったけど、途中から夢中になって読みました。
 頭の中の常識とか良識とかがぐらぐらと揺さぶられるかのような……。
 私は情熱というものが皆無で、尚且つかちんこちんに頭が固いので、よく分からない……。
 でも、よく分からないからこそ興味深いです。


 面白かったですよ。
 楽しめました。


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『黒王妃』/佐藤 賢一

2020年02月27日 17時31分12秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、佐藤賢一の小説『黒王妃』を読み返していました。

 悪名高いカトリーヌ・ドゥ・メディシスの物語です。
 サン・バルテルミの虐殺が如何にして起こったかというお話でもあります。

 この小説は面白いです! 
 現在進行形で3人称で語られる部分とカトリーヌ・ドゥ・メディシスの回想として独白で語られる部分と交互に繰り返されて、カトリーヌ・ドゥ・メディシスという人物を掘り下げています。
 稀代の悪女・カトリーヌ・ドゥ・メディシスの人物像はそれによって塗り替えられていくのです。
 そして新たに現れるカトリーヌ・ドゥ・メディシス像がこれまた凄い。
 勿論小説なので虚構ではあるのですが。

 カトリーヌ・ドゥ・メディシスの独白の部分が面白い。
 謙虚ではあるけど自信に満ちている。
 でもって独白が正しいとは限らない。
 もしや自己弁護が混ざっているのではと疑ってしまう。
 勿論小説なので虚構ではあるのですが。


 面白いですよ! 
 お勧めであります! 



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『火車』/宮部みゆき

2020年02月26日 21時00分53秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、宮部みゆきの小説『火車』を読み返していました。
 ドラマ化もされているようですね。私、ほとんどテレビを観ないのでドラマは観てません。

 休職中の刑事・本間俊介は亡くなった妻の親戚の男に失踪した彼の婚約者を探して欲しいと頼まれる。
 突然、証拠を残さず消え去った彼女は何者なのか? 


 
 序盤の弁護士と主人公の刑事が接触してある事実が判明したところで夢中になりました。
 下手な作家さんならその事実を後半まで引っ張るかもしんない。
 でも最初のほうであっけらかんと提示する。
 そんなことで驚いてもらっても困るのだと言わんばかりに。
 事実その後の展開では、丁寧な外連味の無い筆致で重厚なエピソードが何度も繰り出されて読み手をぐいぐい引き付ける。
 凄い筆力。
 探す女性の正体に簡単に辿り着けず様々なエピソードが組み込まれるのは、探す女性の途轍もない不安感からくる用心深さを表しているような気になる。

 切ないお話。
 傑作です! 
 面白いですよ。
 お勧めであります。



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『みんなの賞金稼ぎ』/池端 亮

2020年02月24日 17時20分16秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、池端 亮の小説『みんなの賞金稼ぎ』を読み返していました。

 十何年前にある場所で起こった戦争は世界中を巻き込んだ。
 日本も例外ではなく、多くの人の命が失われた。
 その後、日本は急速に治安が悪くなる。
 犯罪の増加に操作が追い付かなくなり、賞金首制度が導入された。

 高校生の鬼瓦カヲルは、貯金を浪費して金欠。
 お金がなければ何もできないのでバイトをすることにした。

 友人の紹介で面接に行った先は、賞金稼ぎ。
 学校では賞金稼ぎのバイトは危険なので禁止されているが、バイト料は高額。水商売よりかはまし。
 カヲルはバイトの賞金稼ぎとして賞金首を負うことになった……。




 昨晩は、スカッとしたい気分だったのでこの小説を読んでおりましたよ。
 私は、傍若無人で唯我独尊でなおかつ問題があっても何とかしてしまうキャラクターに憧れてしまう傾向にあるようです。
 面白かったですよ。
 楽しめました。



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『本屋さんで待ち合わせ』/三浦しをん

2020年02月22日 20時57分07秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、三浦しをんの書評本『本屋さんで待ち合わせ』を読み返していました。

 本好きの三浦しをんによる書評集でエッセイで、三浦しをんが好きな本を紹介するというスタンスであります。
 この人は読書量が凄いなぁ。
 本好きが勧める本は読みたくなりますよ。
 読みたい本がたくさん増えました。
 面白かったですよ。
 楽しめました。


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