昨日の夜は、岩明均の漫画『ヘウレーカ』を読み返していました。
古代ローマを舞台にした漫画です。
紀元前3世紀後半、第二次ポエニ戦争の最中のシチリア島シラクサが舞台。
シラクサの人々はローマに付くかカルタゴに付くかもめていた。
そんな中、クーデターが起こり親カルタゴ派が実権を握りローマとの同盟は破棄される。
市内のローマ人は親カルタゴ派に拘束され何処かに連行される。
故郷のスパルタを離れシラクサで暮らしていたダミッポスは、恋人でローマ人の娘・クラウディアと共に学者アルキメデスの家に逃げ込むのだが……。
シラクサには同盟を破棄されたローマ軍が迫っていた……。
悲劇です。
岩明均は今『ヒストリエ』を描いていますね。
『ヘウレーカ』の舞台は『ヒストリエ』の100年後くらいでしょうか。
乾いた残酷な描写です。
醒めた狂気と理性が入り混じっています。
でもって物悲しい。
面白かったですよ。
楽しめました。
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