お金持ちの蔵を打ち壊して蔵の中にあった財産を皆で分配すれば万事解決するという考え方は略奪で生計を立てていた人達と同じ考え方で他者を一切考慮しない野蛮な考え方です。
そしてお金持ちの蔵を打ち壊して蔵の中にあった財産を皆で分配すれば万事解決するという考え方を正当化したならば、今度は略奪された側が略奪し返す為の名分を与えることになり、争いの種になります。
かつて朝日新聞社は、米騒動の際に「鈴木商店は米の買い占めを行っている悪徳業者である」との捏造記事を掲載して鈴木商店を攻撃しました。
この捏造記事によって、鈴木商店は米価の高騰に苦しむ民衆の反感を買い焼き打ちに遭いました。無実なのに。
では、この朝日新聞の捏造記事で引き起こされた無実である鈴木商店の蔵の焼き討ちは米価の高騰に苦しむ民衆を救ったでしょうか?
答えは否です。
現代でもこのような扇動をおこなう輩が大勢いるのですよ。
公平なルールの下で行われている活動であるにもかかわらず富を生み出すものを攻撃して、頑張っている人達の努力や工夫を無視して、金持ちからお金を奪えば全てが解決すると主張する。
人が持つ個性を無視し人が持つ才能を無視しその個性や才能を発揮する為に費やした努力を無視する。
アイディアを無視し技術を無視し才能を無視する。
そのような態度は人を人として見ていないということになります。
他者を人として見ていないということになります。
お金持ちを無条件で悪と見做す人は他者の努力や才能を認めない排他的な人間であると言えます。
このような下種が政治家にも学者にも言論人にもマスメディアにも存在していて煽っているわけです。
歴史を鑑みれば、このような扇動に煽られて実際に行動を起こす人達こそ不幸になるケースが多いのです。
そして、煽られて行動して損をする人達が出てきても煽った輩は絶対に責任を取りません。
朝日新聞社やNHKや毎日新聞社等、戦前のマスメディアは日本を戦争に追い込んだ責任を一切取っていません。知らん顔をし続けています。
富を産み出すものを食い散らかす行為を行えば全ての人が不幸になります。
そして富を産み出すものを叩き潰す行為は頑張っている人達の努力や工夫を無視する行為です。
そのような行為を扇動する者は無視して、富を奪うのではなく富を産み出しましょう。
その方が幸せになります。
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