
昨日の夜は、伊坂幸太郎の小説『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んでおりました。
私、伊坂幸太郎の小説はまだ読んだ事がありませんでした。
人気作家なのに。
この『アヒルと鴨のコインロッカー』は映画化もされていますが、映画も見ていなかったです。
話題になっていたのに。
主人公の大学生の男の子は、引っ越してきたアパートで悪魔めいた印象の長身の青年と出会う。
その青年は主人公に「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてくる。
標的はたった1冊の広辞苑。
押しの弱い主人公は、乗り気でなかったのに、決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立っていた……。
この『アヒルと鴨のコインロッカー』は、現代の物語と二年前の物語が交互に語られる形式になっています。
現代の物語で出される謎はそんなに難しくないです。
ただ、二年前の物語の主要人物はほとんど現代の物語に出てくるのに、二年前の物語の主人公だけ現代の物語に出てこない。
そこが気になって、ぐいぐい引き込まれるように読みました。
何となく二年前の物語の主人公が現代の物語に出てこない理由は予測できましたが、でもその予測は当たってほしくないなぁ……と思いながら読みました。
面白い小説です。
伊坂幸太郎の他の小説も読んでみることにします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます