昨日の夜は、仁川高丸の小説『微熱狼少女』を読み返していました。
高校生の藤乃は、父親に反発していて父親とは会話をしない。
彼氏がいるがその彼氏は暴力的。
しかし離れることができない。
学校では授業にはほとんど出ないで無人の生徒会室で過ごすことが多い。
友達はいなくて一匹狼。
周囲の同級生達や先生達は藤乃を恐れているのか藤乃を遠巻きで見ているだけ。
そんな藤乃に近づいてくる非常勤講師がいた。
三島麻純・23歳。
お説教をするわけではなくへらへらと飄々と藤乃に近づいてくる。
麻純は自身がレズビアンであることを周囲に公言している……。
成長物語で恋愛物語であります。
人の性癖は人それぞれで性癖を全て曝け出したら誰しもが変態さんと呼ばれると思うので、性癖についてノーマルだとかアブノーマルとかの言葉を私は使いたくないと思っているのです。
勿論、私にも性癖といふものはあって自分の性癖から外れることはしたくないのですが、他人様の性癖についてどうのこうのという気はなく好きにしてくださいな(←犯罪にかかわらない限り)というスタンスなのです。
ただ誰かと性癖について明け透けに話すという経験がほとんどないのでもしかすると自分と違う性癖の人に対して失礼な行動や言動をしている時があるのかもしれないないぁと思う時が時々あります。
藤乃は、三島という女性との関わることで父親を理解するようになります。
ツンデレ娘のツンツンから暴走に次ぐ暴走の後にデレデレとなるお話でもあります。
面白いですよ。
楽しめました。
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