
昨日は、竹本健治の小説『涙香迷宮』を読んでいました。
牧場智久は、史上最年少で本因坊を獲った囲碁棋士。
幼い頃から事件に巻き込まれ或いは首を突っ込みIQ208の頭脳を使って事件を解決に導いている。
ある日、智久が旧知の刑事と殺人事件が発生した。
旅館の一室で碁盤に突っ伏して老人が死んでいる……。
智久の彼女である武藤類子はミステリー・ナイトで黒岩涙香の研究家・麻生と出会う。
麻生に日本のミステリの父である黒岩涙香の隠れ家が見つかったという知らせが入り、興奮気味にそのことを類子に知らせる。
涙香の残した暗号を解いた人がいて、それは……。
牧場智久・武藤類子シリーズのミステリであります。
いろは四十八文字を一度ずつ全て使って作る「いろは歌」が四十八首登場します。
その四十八首が暗号のベースとなっていてさらに二重三重の暗号が登場します。
言葉の超絶技巧でありますよ。
凄い凄い!
面白かったですよ。
興奮いたしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます