狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

あなたが何を言うかはさして問題ではない。重要なのはあなたが他の人に何を思い描かせるかである。

2017年11月01日 15時57分50秒 | その他の日記





 ここ数年で不思議に思っていて全くよく分からないことがあります。

 野党が勢力を伸ばす条件は、現政権を支持している人達を野党側に引き付けその人達に野党側を支持してもらうことがあげられるはずです。
 そうであるにもかかわらず、野党を支援している人達や野党の政治家達は現政権を支持している人達を時には愚かだと言い切り時には悪に加担していると述べる。
 そのように云われた人達がどのような気持ちで野党を見つめるのか、想像したことがないのかしらん?
 説得して自分達に支持を替えてもらわなければならない人達に向かって、罵倒を繰り返す。
 そんなことをされて野党の支持に鞍替えする人がたくさん出てくると思っている人がいるとしたら、そんな人は阿呆なのでは?

 現政権と野党側の関係を、闇の軍団VS光のチームと述べたり悪VS正義と述べたり現政権の人間を「吊るせ!」とか「殺せ!」とか「死ね!」とか「監獄にぶち込め!」とか公の場で述べたりするならば、現政権を支持している人達はどん引きするとは考えないのですかね?
 そして、現政権の側には寛容の精神とか謙虚な心を求めるけれども、では野党側が寛容の精神とか謙虚な心などを発揮していると言えるのですかね?
 野党の政治家と野党を応援している人達は現政権に投票した人達の想いは完全に無視した状態なのでは?
 違う考えを持っている人達を完全に無視して拒絶した態度を取ってさらには「愚かだ」と述べるのならば、そのように云われた人達がどう思うか、想像できないのですかね?

 野党を支持する人達が懸念することは理解するけれども、それでも……。と考えて現政権を支持している人達は結構な数でいるのですよ。
 そんな人達も悪VS正義の争いであると勝手にされて悪者に勝手にされたら、どん引きするのは当然でしょ。

 公の新聞やTVでも一部ではありますがそんなことがなされているのですよ。
 逆効果となっているとは考えないのですかね?
 相手を罵倒することは、選挙で2/3を取った勢力を切り崩す方策としては最悪の方策だとは思わないのですかね?
 相手を一方的に悪だと決めつけるやり方は、選挙で2/3を取った勢力を支持した人達を敵に回すだけでその人達を野党側から引き離す行為だとは思わないのですかね?
 選挙で2/3を取った勢力を支持した人達がどのような想いを抱いているのかについて興味は無いのですかね?




 同じことを延々と繰り返すのならば、何度選挙を行おうとどのような選挙制度であろうと結果は変わりませんよ?
 野党側は、選挙で2/3を取った勢力を支持した人達の想いを延々と長い間、無視し続けてきているのです。
 この選挙で2/3を取った勢力を支持した人達の中には条件さえ揃えば支持を鞍替えする気が満々の人が少なからず存在するのですよ?
 でも野党の政治家や野党を支持している層はそんな人達の想いを完全に無視していますよね?
 それでどのようにして勢力を伸ばせると思っているのですか?
 それで何故に支持が集まると思っているのですか?
 この選挙で2/3を取った勢力を支持した人達の想いに幾つか答えた上で現政権とは違う独自の方法を具体的に実行可能な状態にまで煮詰めて提示しようとする気は……ないのですかね?


 ここ数年。野党側は同じことを延々と繰り返してきているのです。
 私はそれは逆の効果しか生み出していないと思うのですよ。
 何故にそんなやり方を延々と繰り返しているのか、不思議に思っているのであります。



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