狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

貴方は何時もそんな口のきき方をなさるの?? 気をつけなさい。それが原因で命を落とす事になりますよ。

2020年04月01日 16時53分53秒 | VSの日記
 今はもう昔となったお話。
 或る夜のこと。

 狐がうつらうつらと幸せな夢を見ながら深い眠りに堕ちそうになっていた頃、部屋の電話が鳴った。
 ディスプレイを見たらナンバーは非通知となっている。
 こんな時間に何奴か??? と思いながら電話に出てみると相手のお方は無言である。
 もしもしと問いかけたが何も喋らない。
 誰だか知らないが何の目的で電話をかけてきたのだこいつは??? と頭の中が?マークで一杯になった。

 よく聴くと荒い息遣いが聞こえる。
 はて? 荒い息遣い???
 はて?
 もしかしてひょっとして……。ひょっとしてもしかして……。
 このお方は世に云われている変態さんなのではないか? とそこで思い至った。


 しかしここで疑問が発生した。
 仮にこの電話のお相手が変態さんであったとして、このお方は何故に息を荒げているのであろうか?
 私は「もしもし」としか喋っていない。
 そこに息を荒げる要素があるとは思えない。
 エロい言葉を言っているわけではないしエロい口調で言っているわけでもないのだ。
 「もしもし」という声を聴くと興奮するという特殊なお方は……居るかもしれないけれども聞いたことがないから居たとしても極まれだろうと思ふ。
 だから「もしもし」という声を聞いて息を荒げているとは思えない。

 もしかすると、私が怯えていると勝手に思って興奮しているのだろうか?
 それとも別の理由で息を荒げているのだろうか?
 と思っていたら、電話のお相手のお方は「何色のパンツを穿いてるの?」と訊いてきた。

 変態さんだ。orz。
 変態さんで確定だ。orz。
 何で興奮しているのかは分からないが変態さんに絡まれてしまった。orz。
 私が穿いているパンツの色を知ってどうするというのだ。
 分からん。
 穿いていないといふ可能性は考えないのかな???




 私は、誰かに迷惑をかけないのであるならば他人様がどのような趣味趣向性癖を持っていても気にしない。
 しかし、趣味趣向性癖或いは何かの主張或いは都合を、無理矢理他人に押し付けて巻き込んでくる人は嫌いである。
 私にも趣味趣向性癖何らかの主張或いは都合がある。それらを無視されて、別のものを押し付けられるのは嫌です。

 この電話のお相手のお方が何を考えているのかは分からないが、穿いているパンツの色をいきなり訊くという無礼者である以上は相手をする必要はあるまい。
 狐はそっと受話器を下ろし、お布団に潜り込んで目を瞑りうつらうつらと幸せな夢を見ながら深い眠りへと堕ちていったのであります。



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