
昨日の夜は、知念 実希人の小説『天久鷹央の推理カルテII ファントムの病棟』を読んでいました。
小鳥遊優は天医会総合病院の統括診断部に所属している内科医見習い。
総括診断部では各科で診断が困難とされた患者を診断している。
小鳥遊の上司は天久鷹央。総括診断部長で天医会総合病院の副委員長。
頭脳明晰で博覧強記。おまけに好奇心旺盛。
彼女は総括診断部に持ち込まれた奇妙な訴えの謎を解いていく……。
診断医を主人公にした短編推理小説集で『天久鷹央の推理カルテ』の続編です。
「甘い毒」と「吸血鬼症候群」と「天使の舞い降りる夜」の3編が収録されています。
「吸血鬼症候群」では吸血鬼について医学の見地から思いがけない仮説が出されます。
ある小説でやはり医学の知識で魂とか幽霊とか宇宙人による誘拐事件とかの解釈がなされているのを読んだことがあるのですが、ほぼ何でも一応の説明は出来るものなのですね。
「吸血鬼症候群」ではその仮説はひっくり返されますが。
面白かったですよ。
続きがあるようなので読んでみることにいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます