包囲して外界との接触を遮断し、水や食料やその他の備蓄軍需物資の枯渇を図ると共に、情報を遮断することにより正確な状況判断を困難にさせ、絶望感を与え士気の低下を期待する。
古来から行われていた攻城戦のやり方は、現代では規模を大きくして行われています。
そしてそんな戦争の最中であっても随時、交渉は行われます。
国際社会は北朝鮮という一筋縄ではいかない国に対して、対話か圧力かという話ではなく、対話と圧力を同時に行っているのです。
交渉が双方納得の上で成立して尚且つ交渉内容が実行されて初めて包囲は解かれることになります。
現在は本来はこの攻城戦で最前線に立つべき立場の国が攻められているお城の味方となっているので包囲網に穴が開いています。
裏切った国ごと包囲網を敷き直すか? それとも裏切った国を再び自分達の陣営に引き戻す努力をするか?
難しい所でありますね。
在韓米軍の撤退はもう既に既定路線ではありますが、朝鮮半島の問題を全て片付けてから撤退するのかそれとも朝鮮半島がどうなろうと知ったことではないと考えて早期に撤退するのかという判断にも関わってきます。
包囲網を敷いての締め上げは続くことになりそうです。
米国は安易な妥協はしないようですね。
北朝鮮は核兵器開発と長・中距離ミサイルの開発の他に朝鮮戦争の終戦という問題と独裁政権国家であるがゆえの人権問題が存在します。
これら全ての問題を解決しない限りは国際社会に受け入れられることはないでしょう。
包囲網を敷いて圧力を強めながら暴発を防ぐ為に対話のチャンネルは開いておく。
直接戦闘を避けながら相手をじりじりと真綿で首を絞めるやり方ですね。
相手がキレて暴発したら直接戦闘を受けて立つということになります。
この包囲戦の結果がどうなるかは私は知りません。
備えは必要である、と私は思っていますよ。
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