否定的な言葉を投げつけると、ときに人を傷つけることがありますよね。子育ても、「ほめて育てる」のが良いという話もあります。
子育ての方針には各家庭での考え方もあるでしょう。しかし、やっぱり考えてみたい。
なぜこんな話を突然持ち出したのかというと、最近の自分の「ダメさ」を感じているからでして。はい。あ、といっても、誰かを傷つけたことを思い知らされたとか、そういう出来事が直接的にあったというわけではありません。多分。
というのは、「ダメ」という言葉、単に否定的な意味だけでなく、強制や排他的な意味することもありますよね。「~しないとダメ」とか、「~できないとダメ」などという言い方です。これ、私自身が無自覚に結構な頻度で使っていることを、街頭宣伝のときに感じたんです。
「日本共産党はなんでも反対」なんて、ひところは揶揄...というより攻撃の材料ですかね、されたことがありました。今でもそうおっしゃる方がたまにいらっしゃるようです。まあ、賛成できない、反対すべき政策には「反対」と言わざるを得ないので、この攻撃自体に意味がないのですが、日本共産党も、「前向きな表現」を心がけるようにしています。
しかし、「~しないとダメ」と言うのでは、あまり前向きではないなあと思うのです。「それ以外は認められない」という感じで、自分の発した「ダメ」という言葉に、自分が傷ついたりして。
党支部のみなさんや後援会、支持者のみなさんと語りあうときに、もしかして、今まで自分がそういう物言いをして、みなさんのやる気をそいだり、くじいたりしたんじゃないだろうか、などと考えたりしました。
おとなが相手でも、人間の成長という点で、子育てと同じだと思います。別に「上から目線」のつもりはありません。子育てだって、子どもの感じることに共感することから、一緒に成長する立場に立てるのだと思います。
わりと気楽に「ダメ」って言ってる自分。もうちょっと気をつけたいものです。