昨日はPTAの本部役員と運営委員会みんなで慰労会のようなものを行いました。
小中学校のPTAは何かと大変なことが多いと思いますが、高校のPTAともなれば、それほどたくさんの行事が詰まっているわけではありません。
本部役員、特に会長は何かにつけて表に顔を出すことが求められますが、運営委員ともなれば、それほど出番が多いわけでもなく、校内最大のイベントである文化発表会のときに顔を合わせる程度だったりします。
で、それではせっかくPTAの役員を引き受けて下さった人たちも張り合いがないし、ほとんど交流することなく過ぎていくのもなんだということで、年度末に慰労会と称して、交流する場をつくることにしたんです。
行事を通して楽しいと感じた方は積極的に関わってくるし、次年度の本部役員を引き受けて下さることもあります。
ここのPTAの特徴は「何でも総力戦」です。会長職がやらなければならないこと、責任を持つべきところはあるものの、会長一人にそれらを全て投げないのがいいところ。
会長だって現役労働者。それは男女に関係ありません。それどころか、女性は親の介護をしていたりする場合もありますし、そもそも子どもたちが困難を抱えている(あるいはいた)状況で必死にがんばってきた人たちです。
こういう人たちは、基本的にたくましく、あたたかい。ですから、困っていることも「おたがいさま」なんです。お互いの事情を察しながら、たとえ会長でも出られない場合は、「出られない」と率直に言えるし、それを副会長や他の役員さんがフォローする。こういう関係は貴重だと思います。
今年度で卒業した人たちも、5月の総会までは役員として高校へ来ます。今年は約半数が入れ替わり。もっとPTA活動が保護者のみなさんに見えるようにしながら、親同士、気軽に集まれて交流したり、困った時に支えあったりできる環境ができるといいなあ。