
ストーリーは本筋進行以外はひたすら週替わりイベントな感じ。最近あまりない、少女漫画原作の学園モノ連ドラのノリがそこはかとなくある。たぶんGTOの影響でいつからか金八先生以外の学園ドラマでもイジメがーっ、家庭問題がーっ、社会問題がーっ、少年少女の心の闇がーっ、何なら教員も心の闇がーっ、というのがテンプレになってるが、勉強もシリアスもさほどなく、ひたすらデフォルメされた恋とイベントと青春模様だけのジャンルって一時期あったよな。この系譜はたぶんフジテレビのメイちゃんの執事が最後だった気がする。まぁいいか。ダンス大会の後、大臣に何か直接アピールするのかと想ったらカメラに対して気付いてるアピールだけだった。2話は特に大臣黒幕を途中までめっちゃ煽りまくりだったけど、外してきた? ような。1話の時点で大臣ぐらい操れる風に言っていた官僚達の描写が出たりもしていたが。琴音が無口だから大人し過ぎて奈津がツッコミと進行補助でフル回転しつつ、最後の段の言い負かしのでは琴音が「あんはん、人を殺せるタイプやおへんな」と言ったそばから『めっちゃ殺してきたし、日記からするとこれからも殺る気満々』で、読み外れまくりやんっ! となってるはずなのに、素知らぬ顔で畳み掛けを続行する琴音。いやいやおかしいおかしい。雰囲気で喋ってるぞこの娘っ。畳み掛け自体、高齢化社会ではお前は超天使みたいに肯定したそばから「罪を犯させる方が悪い」と『やっぱり罪』であるが、犯させる方が悪いからお前悪くないと、二転三転っ! でも桜子感動っ! いやいや、君ら雰囲気に流されてるよっ!! というかあの刑務所夜中に部屋から出て自由に歩け過ぎ。旅館かっ。旅館に興行に来た旅の演芸一座の内輪揉めかっ。フワフワしているぜ。