野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

北信越を歩く①~雪国植物園

2009-08-12 | 植物園
 <写真はオオウバユリの間で雨宿り中のアマガエル>


 日曜日から3日間、北信越地方を歩いてきた。以下数回に渡って紹介しておこうと思う。初めは長岡市の郊外にある雪国植物園。春の雪割草の時には訪れたことがあるが、夏盛りの時期は今回が初めてだ。9時の開園少し前に着いたので駐車場で待ってから入園。雨のせいもあるのか人は少ない。








さっそく萩の花やツリガネニンジン、トモエソウが出迎えてくれた。










 この時期、園内ではホツツジの花が目立っている。




 キツリフネとイヌゴマ








 降りしきる雨の中ボランティアの人たちが草取りの作業をしている。そのうちの一人のおじさんがエチゴトラノオの花の名を教えてくれた。



 この一角は秋の七草が集められている。ツルリンドウとカワラナデシコ。






 黄花のヒオウギは初めて見た。





 雨の中、さまざまな生き物たちも働いている。
 オミナエシの花の上で蝶に近寄るカマキリ



 狙われているのはこのジャノメチョウか




 オトコエシの花にはカタツムリがいた。




 足元を飛び回っているのはアマガエル



 草の間にはさまって、雨をやり過ごしているのだろうか




 
 山を越え園中央の池のある処に来た。



 この辺はトンボが多い




 イトトンボもいるのだが名は分からない







 少し離れたところに止まったチョウトンボ



 
 湿地帯特有の花たちも多い。ミソハギとコバノギボウシ






 池の真ん中にはミズアオイの青色も見える。



 これはオモダカ科のアギナシに似ている。




 丈高い草陰でひっそりと舞姿を見せているのはサギソウだ




 ヨツバヒヨドリはまだ開花前








 乾いた斜面にはキツネノカミソリやアザミの花が群生している。






 さして暑くもなかった夏だが、秋の気配はそれでも確かに近づいてきているようだ。緑一色と見える園内にも、マムシ草の実やヤマボウシの実がすでに色づき始めていた。





 入園から3時間余雨と汗でびしょぬれになりながらも、楽しい里山のひと時を過ごすことができた。ボランティアの平成令終会の皆さんに感謝を。