夏のこの時期は仕事が忙しく、遠出が出来なくなる。勿論山にも登れないので、どうしても花を見たければ近場の植物園に出かけることが多くなる。
久しぶりに青空がのぞいた日、東大和の都薬用植物園に出かけた。
ヒマワリに劣らずオニユリも夏らしい花だ
これはラシャガキグサというそうだ、北アメリカ原産でドライフラワーに使われる花とのこと。
ゲンノショウコの花も紅白咲いている。
サッコウフジ。沖縄や台湾原産のナツフジ
ハブソウ、漢方名は決明子。あの有名なバンドにその名が使われている。
カワミドリはこの時期山地でふつうにみかける、香りの強い花だ。
雁に似た花の形から名をつけられた、カリガネソウ。
オオケタデ
おいしそうな和菓子に似たヨモギギク
オオツヅラフジ。生薬名をボウイ(防已)といい,鎮痛や利尿に用いられる
名前も実の形もグロテスクなのだが、花だけは繊細なヘビウリの花
マルバルコウソウはヒルガオの仲間、民家の庭先でも見かけるようになってきた。
黄花ノコギリソウ
ムラサキウマゴヤシ
タバコの花が咲いていた。
アオイ科の花を幾つか、ビロードアオイ、トロロアオイ、ワタの花。
アメリカ原産の花スギモリケイトウ、人の背丈を優に超える大きな花だ
こちらは小さなノゲイトウ
鉄製のフェンスに絡まって咲いていたのはアメリカホドイモ。根塊が食用となる。
サワギキョウ
タヌキモ
イネ科の花を三つ、モロコシ、ハトムギ、アワ。
林地に入ると、ミミガタテンナンショウがもう実を赤くしていた。
レンゲショウマ
一株だけ早く咲きだしたものの、花の重さに耐えかねて地に伏してしまったナツズイセン。
真っ赤な実をつけたトチバニンジン
木の花と実を三つ。一つ目はビールの原料となるホップ、二つ目はギョリュウ、三つ目は日本の低山でもよく見かけるツリバナの実
何時ものように最後の仕上げは温室見学。
ブラジル原産のジャボチカバ。物の本によるとライチに似た酸味と甘みのある果物だとか。
パラグアイ産のアヤメ、キペラとあった。
名前不詳
熱帯アジア原産のシクンシ。花の色は初めが白く、後に赤に変わる。強い芳香があると言うが、3mほどの高さに咲いていたので、匂いは知れなかった。
お終いはオオフトモモ、レンブとも書かれていたマレー半島原産の果物、見るからにうまそうだ。
この辺で。