野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

大岳山を登る

2011-08-09 | 登山

 奥多摩の低山とは言え、久しぶりの山歩きだ。思わず笑みがこぼれる。あまり時間がないので、コースはケーブルカーを使って御岳山から登り、大岳山、鋸山をへて奥多摩駅へと下る初心者向きのコースだ。

 

 行程概略;8時40分御岳山滝本ケーブルカー駅→ビジターセンター9時半→10時半綾広の滝→11時50分大岳山→13時鋸山→登計峠から14時35分奥多摩駅へ

 

 ケーブルカーを下りた展望地から都心方面を見る。

 

 休日でレンゲショウマ祭りの最中なのにそんなに混んではいない。

 

 そのわけはすぐに知れた。レンゲショウマが実はまだあまり咲いていないのだ、ざっと見ても一分咲きとも言えない位の開花状態。ネットで見た5日前の「レンゲショウマ咲きだしました」の記事は何だったのか。そういえば2,3年前にも騙されたことを思い出した。こんなことを繰り返していると、客はだんだん来なくなってしまうというのに……。

 

  5万株のうち咲いているのは100株に満たない、でもそれを撮る。

 

 

 蕾も可愛い

 

 

 

 

 空が晴れているのが少しは救いか。

 

 これが本日一番のお気に入りのショット。

 

 

 

 

 

 例年より1週間ほど早かったのがいけなかったのか。まぁ見頃はお盆過ぎぐらいか。

 

コバノギボウシ

 

 

 

 ナンテンハギ

 

 先端だけ咲き残ったオカトラノオ

 

 一部の実が落ちてしまったトチバニンジン

 

 不満タラタラの大勢のカメラマンたちを尻目に大岳山に向かった。

 

 アサギマダラの好きなヒヨドリバナ

 

タマアジサイもやっと咲きだした。

 

 おやおや、道端の草の陰にはもうキツリフネが咲いている。

 

 ちょっと行ったところで天狗の腰掛け杉

 

 綺麗なバッタだ

 

 ヤマユリやノリウツギさえまだ咲き残っている。

 

 

 

 少し戻って綾広の滝

 

 近くの崖に咲いていたタマガワホトトギスとイワタバコ

 

 

 

 

 近づいて見るとイワタバコはやや時期が遅かったようだ。

 

ギンバイソウ

 

 クサアジサイも咲きだしている、もう秋の草の方が山では我が物顔をしているのだ。

 

 

 これも秋の草ツルリンドウとヤマハギ

 

 

 久しぶりの大岳山の頂上、頂上には十数人の人がいた。この暑い時期にもかかわらず結構登る人がいるもんだ。

 この辺りから遠くの雷音とともに小雨がぱらつきだした。

 

 

 大岳山から先は結構尾根歩きが長かった。鋸山を経て二時間ほどで小さな祠のある地点までやってきた。ここから先は針葉樹林帯をひたすら下っていくことになる。随分と雷が近くなってきた。尾根筋からやっと離れられることがとても嬉しい。

 

 キンミズヒキ

 

 すっかり色づいたマムシグサの仲間

 

 持参したペットボトルの水のつきかけた頃、やっと登計集落まで下ることが出来た。奥多摩駅傍の橋から見た河原。絶えまない雷で人々は少しずつ、後片付けを始めているようだ。

 

 駅に辿り着いたのは15時38分位。42分発の立川行きになんとか間に合ったようだ。