赤城自然園は春、夏、初秋、晩秋の4つの季節に限定開園する施設だ。以前は2週間足らずの開園が年に数回あるだけだったが、最近は延びて春のシーズンは4月5日から6月9日までのほぼ2か月間にわたる。
この日は休日、開園前から結構な人がやって来ていた。
入り口からすぐに行けるのがセゾンガーデン。ここには園芸種の派手な花がおおい。
ツルハナシノブ
キクザキイチゲ
名札のなかったこの花は?
ツツジやシャクナゲがたくさん咲いていた
これは山でも見られるヒカゲツツジ
キバナイカリソウなど
これはキバナカタクリ
もう少し奥へ進むと四季の森ゾーンに入る。ヤマシャクヤクが見ごろだった。
ヒトリシズカ
この緑色の花はルイヨウボタン
シラネアオイもたくさん咲いている
近くにはオオバキスミレ
さらに奥に入ると森や池原っぱが広がる自然生態園となる。
ツクバネウツギ
標高は600~700mほどなのにまだ咲き残っていたカタクリ
ウラシマソウ
クサボケも鮮やかな橙色で咲いている
カエルの鳴く池
猛毒のハシリドコロ
子規積もった枯葉を踏み、小鳥の囀る声が頭上から降り注ぐ中を味わいながらゆっくりと歩いていく。
ウグイスカグラや
エンレイソウもいる
これはシロバナエンレイソウだ
ラショウモンカズラの群落も見られた
ジュウニヒトエ
これはなかなかお目にかかれないツバメオモト
声を立てることなく人々は森の中を歩く
チゴユリも姿を見せてくれた。
日向の原っぱではフデリンドウも
見上げると カエデが繊細な花を咲かせている
総面積は120haでそのうち一般開園しているのは半分の60haだという。
この日は3時間以上いたのだが、見られたのは全体の半分ほどだった。すべてをしっかり見るのには一日の時間をかける必要があるだろう。
だんだんと来園者が増えてはいるものの、まだまだ人は少なくゆっくりと落ち着いてみられる。いつまでもこんな自然園であってほしいものだ。
この辺で。