今年初めての2000m越えの登山だった。5月下旬、雲一つない絶好の登山日和の天気。
行程概略;午前8時過ぎ丸川分岐に車を停める→9時35分丸川峠→10時53分大菩薩嶺→11時42分大菩薩峠→12時50分石丸峠→13時30分小屋平→14時上日川峠→15時10分
丸川分岐にもどる
暫く沢沿いに林道を歩く。路の上に羽化したばかりのオニヤンマがじっと身動きせずに羽を休めていた。
咲き出したトチノキの花
キランソウの仲間
ヤマツツジもちょうど見ごろ
標識のある此処で沢と別れる
前を行くのは丸川荘の主人だろうか
結構きつい登りが一時間以上続いたころ、やっと明るい草原に出た。ミヤマスミレがお出迎え。
丸川荘
小屋を過ぎて草原の上にたつと一挙に展望が開けた。
南アルプスの峰々もしっかりと見える
標高1800mを超えたあたりからは、早春の高山植物が顔を見せてくれた。
ヒメイチゲ
コミヤカタバミ
何と言っても一番多くみられたのがミツバオウレン
長い蕊が特徴のキンポウゲ科の花だ。分布は中部地方以北。
丸川峠からは一時間と15分ほどかかって大菩薩嶺。ここが本日の最高到達点だが見晴らしは全く聞かない。
少し下って雷岩からみた大菩薩湖
そして富士山
いつ来ても、どんな天候でもそれなりに楽しませてくれる大菩薩の尾根歩き
すぐそばでコガラが囀っている
カケスもすぐ傍まで来てくれたのだが、カメラを向けたら少し遠くの木に飛んで行ってしまった。
もう一度富士山と南アルプスの展望
中ほどに見えるのは旧峠にあたる賽の河原の避難小屋
少し休んでいたら、あたりを飛び回っていたキアゲハも草の上に止まってくれた
大菩薩峠に立つ介山荘
まだ時間があったので予定を変えて石丸峠へ回ることにした。こちらは登山客が少ないので静かな山行を楽しめるのが良い。
途中で出会ったルリビタキのメス。画像が小さくてかわいさが伝わらないのが残念。
眼下の石丸峠を見下ろしながら昼食
小金沢連嶺
下山するにつれ近づいてきた大菩薩湖(旧上日川ダム)
下山中見かけた花たち ハルトラノオ、フデリンドウ、ワチガイソウ、終わりかけのヒトリシズカ
小屋平のバス停
カラマツの新緑が目に眩しかった。
ぐるっと一周して丸川分岐に戻ったのはほぼ7時間後の午後3時過ぎ。昼食時以外は休まなかったので、結構膝に疲れがたまってしまった。
今日はこの辺で。