何度も足を延ばしている大菩薩峠だが、8月の登山は初めて。木のない稜線歩きが多いので、日差しの暑さを心配したのだが、雲も多くガスも出てくれて思ったより涼しい快適な尾根歩きを楽しめた。
<行程概略>8時半上日川峠→10時雷岩→10時40分大菩薩峠→11時10分石丸峠→12時半上日川峠
ロッジ長兵衛の前にはすでに10数台の車がある。
早速登り始める。森の中を吹きすぎる風は、肌に冷たく心地良い。
福ちゃん荘が見えてきた。
赤紫色が美しいウツボグサが登りの汗を吹き飛ばしてくれる。
8月中旬のこの時期はコウリンカが最盛期を迎えていた。まるでブローチのような自然の芸術品だ。
派手なコウリンカに隠れるように咲いていたコゴメグサ
ワレモコウ
ニガナ
シロバナニガナは少し標高が高い方に多く咲いていた。
樹林帯を突き抜けた。トウゲブキが咲いている。
ハナイカリはリンドウ科の2年草。
ヤマホタルブクロ
ウスユキソウも咲いている
稜線に出た。
ヤマオダマキとコオニユリは数が少なく、それぞれ一株しか出会えなかった。
足元に多く見られたシナノオトギリ
稜線の草原に多かったのはコウリンカの群生
ガスが立ち込めてきて、真夏とは思えない位の涼しさ。立ち止まって風に当たっていると寒さを覚えるほどだ。
歩いてきた雷岩もガスの向こうに消えてしまった。
賽の河原。手軽だからかそれとも時期的な理由か、今回は家族連れや若いハイカーたちが目立った。20代の若い人たちは皆、ハイソックス姿の山ガール、山ボーイたちで一様に似たような恰好をしている。
眼下に見えるのは上日川ダム湖、今では大菩薩湖と呼ばれている。
大菩薩峠に立つ介山荘が見えてきた。奥多摩側からのガスに覆われようとしている。
ここからは人気の少ない石丸峠へ。遠くで鹿の鳴き声がしている。
この先は小金沢連嶺。
途中ヒヨドリバナの多い一角ではアサギマダラやクジャクリチョウなど多くのチョウが群れ飛んでいた。
今日はこの辺で。