怪我から20日余りたち、リハビリを兼ねて東大和にある都立薬用植物園を訪ねた。入口すぐの大温室は後回しにして園内をゆっくり巡る。
鉢植えのシュウメイギクが開花中。名前は菊だが、キンポウゲの仲間らしい。そう言われてみればちんまりした花弁がキク科とは思えぬ可愛らしさだ。
頭上から強烈な香りを降らしているのはキンモクセイ
天気が良いので虫やチョウたちも大忙しだ。オオベンケイソウの上のセセリチョウ
こちらのフジバカマも虫を集めていた
この時期はアオイ科の花が目につく
カイトウメンは漢字では海島綿
サキシマフヨウ。先島(さきしま)は宮古・八重山諸島の総称。
ピンクの縁取りが可愛いムクゲ
これは分かるだろうか、ケナフの花だ。この花の繊維を利用したのがボンベイ麻(今風にいうとムンバイ麻というのだろうか)。
これはビールの原料ホップの花
真っ赤に紅葉するので珍重されているホウキグサ
オケラ
これはナス科のクコ。酒やお茶で有名
実も同じ株になっていた
ソバの花
これは数えるほど見たことがないスズムシバナ、キツネノマゴ科に属する
ネコジャラシは正式名はエノコログサ、犬コロ草が転訛したとのこと。
シモバシラは、花より冬の朝茎にできる氷花シモバシラの方が名高い
カリガネソウ
だんだんと疲れてきてカメラがぶれる様になってきた、トリカブトの花
クサボタン
紅白のゲンノショウコ
イヌゴマ
この辺で花は終わり。花の次とくれば当然果実、これは
キブシの実
おいしそうなオオミサンザシの実
センニンソウの実
これはサンショウの実
ツリバナ
真っ赤な唐辛子の実
ちょっとグロテスクなヘビウリ
おまけは温室の花二つ
シクンシ
もう一つはインドジャボク、インドじゃ僕なんちゃって
痛む足を少し引きずりながらも、久しぶりに充実した時間を過ごすことが出来た。
この辺で。