今回は近場で見られた、というよりも探し当てたタシギとクイナ
木道が走っている池。その脇には2mを超える枯れた芦が立っている。芦原にはシジュウカラとエナガの混群が顔を覗かせている。その根元の水路では、ほとんど同じ色をしたタシギが採餌中だ。
この辺ではタシギは冬鳥。長い嘴と黒褐色と淡褐色の縞模様の背中が特徴の鳥。大きさはヒヨドリとほぼ同じだが、嘴の部分が長いので、本体はムクドリより少し大きい位だ。
餌を探し求める嘴の動きが水面に小さな円を描いている。餌は土中のミミズや貝の仲間がおおい。
何かを見つけたのだろうか
残念ながら空振りだったようですぐに顔を上げた。
それにしても見つけにくい。すぐそばにいても何人もの人が気づかずに通り過ぎていく。一度見つけても何かに気を取られているとすぐに見失ってしまう。
今度はクイナ。こちらも見つけにくさでは負けていない。しかも警戒心がとても強く、日中は倒れた芦原の陰に隠れてじっとしていることが多いので尚更だ。ただ朱色の嘴だけが唯一目に付くところだ。
クイナは関東地区では冬鳥。 北海道や本州北部では繁殖もするそうで、一度は黒い羽毛をしたヒナを見てみたいものだ。
主な生息地は田んぼや小川の草地。
辺りに人の動きがないのを見計らい動き出す。動きは結構素早い。
人が通りかかるとすぐに動きをやめ、しゃがみ込む。
誰かが見ていると知ると、芦原の陰に入り込んで人の立ち去るのをじっと待っている。
おまけは黒い体をしていてとても見つけやすいオオバン
そして水面から顔を出して鳴き始めた番いのカエル(種類はわからない)
この辺で。