田園地帯を進む。
※後方の席に座っているので、線路、駅などは遠ざかって行く写真となっています。
前方は「北関東自動車道」。
鉄橋を越えると、「高田の鉄橋」駅。
「高田」と「鉄橋」をそれぞれ両側の岸に見立て、両岸間を鉄橋で渡る列車をイメージして描かれています。
地域の要望によって平成26年10月1日に開業いたしました。駅のそばにある鉄橋の地元で親しまれた愛称がそのまま駅名になりました。
駅のそばを流れている中丸川にかかる鉄橋は正式な名称を「中丸川橋梁」といいますが、古くから地元では「高田(たかだ)の鉄橋」と呼ばれ親しまれてきました。
「高田」とは駅付近のかつての字名で、現在は地名として残ってはおりませんが、鉄橋の愛称のなかでそのまま高田の名前が残りました。
新規開業にあたり、地元の方々に親しみやすい駅名として根付いていくことを願う意味も込めて駅名に採用いたしました。
「那珂湊」駅に到着。
幕末に大砲鋳造のために建設された「反射炉」(復元されたものが現存。那珂湊駅から徒歩7分)、日本初のステンレス製気動車で今はミニ博物館として車庫に保存されている「ケハ601」と那珂湊駅のアイドル「駅ネコ」が描かれています。
※【ありがとう駅猫おさむ】
多くの方に愛された那珂湊駅の駅猫おさむは、本日午前4時20分に永眠しました。 2009年7月に那珂湊駅にやってきてからたくさんの思い出をくれました。 おさむ本当にありがとう。 皆様が撮ったおさむの写真、たくさんお待ちしております。
(2019年6月23日)
「那珂湊おさかな市場」は当駅から徒歩10分。新鮮でリーズナブルな魚介類をお楽しみいただけます。
アクアワールド茨城県大洗水族館も当駅から1.7㎞の場所に位置し、路線バスで約7分、タクシーなら900円弱、徒歩でも約25分です。当駅で電動自転車を借りてサイクリングもできます。
また那珂湊は、江戸時代から舟運で栄え、現在でも歴史ある街並みや建造物、史跡が多くまち歩きには最適です。
※前回乗った「鹿島臨海鉄道」とも「那珂川」を隔てて接近しています。
ラッピングカー。
「鹿島臨海鉄道」でも見た、地元の企業。
けっこう乗降客が多い。那珂湊の魚市場には帰りに寄る予定。
「殿山」駅。
2つの花をモチーフにしたもので、ひたちなか市の花「ハマギク」と、「ケイトウ」が描かれています。
隣には、旧那珂湊第二高校の記念モニュメントのふくろうが飾られています。
車内のようす。ノンビリと楽しむ。
サツマイモ畑が広がります。
茨城はサツマイモの産地。鹿児島に次ぐ。
鹿児島が焼酎などに加工される品種が多いが、茨城は食用になるのが主なようです。
この先の駅「平磯」。
平磯海水浴場のシンボルである「クジラの大ちゃん」と、渡り鳥の通り道となっている平磯海岸にちなみ磯に溜まる渡り鳥が描かれています。
平磯海水浴場は、防波堤に囲まれている海水浴場です。
波が大変穏やかで安全に海水浴を楽しむことができ、小さなお子さんがいるご家族連れに人気です。
子ども達に大人気のクジラの大ちゃんは平成25年に30歳になりました。
「美の浜学園」。
美しい海と学校名の語源となった万葉集の和歌、「美乃浜学園」校舎屋上にあるソーラーパネル、地元の民謡磯節にちなんだ三味線と近隣海岸に自生するスカシユリが描かれています。
沿線の平磯、磯崎、阿字ヶ浦地区の小中学校が統合し誕生したひたちなか市立小中一貫校「美乃浜学園」のアクセス駅として2021(令和3)年3月13日に開業した一番新しい駅です。
「美乃浜」の名前は、古く万葉集に収められたこの地区の海岸を歌ったとされる和歌に由来する「許奴美乃浜(こぬみのはま)」という一節と平磯・磯崎・阿字ヶ浦の3地区に共通する美しい海(浜)にちなみ、令和の新しい時代に開校する学校の名前として命名されました。
また「美乃浜(みのはま)」の「美(み)」には美しい海(浜)という意味に加えて、平磯・磯崎・阿字ヶ浦の三つの地区の融合を表す「三(み)」と未来への大きな飛躍を表す「未(み)」という意味もこめられています。
校舎遠景。