ショッピングセンターなどの入り口に置いてある求人情報誌を時々持ち帰ってチェックしているのだが、なにか面白い見方がないかと思っていたら、「すべての人々に感動を!」という企業PRが目に飛び込んできた。
写真付きだったのですぐに飲食店であることはわかった。求人のPRに「感動」を持ち出すからには、低賃金でキツイ仕事なのだろう。「いきがい」や「やる気」「感動」は必須である。感動の後には次のような文言が続いていた。
まず、生活のため、お金のために働くことは否定しません。ただ、それ以上に「目標」や「やりがい」を持って働いて頂きたいと思います。
フリーの求人情報誌はハローワークの掲載と違い、なかなか面白い。
記載されていること・いないことからいろんなことがわかる。
いろんな企業PRがあるのでちょっと紹介しよう。職種がわかるかな?
⑴1月1日元旦はお休みの仕事です!!(なんて好条件なんでしょう!!)
⑵「こんな楽な仕事があったんだ。」しかも就職活動に役立つスキルが自然と身に付きます(ナイトコーナーの仕事じゃないんですよ!!)
⑶お店いっぱいに溢れる笑顔・笑顔・笑顔。20~30代が中心の活気溢れるお店です(笑顔と活気でアップアップしちゃいます~)
⑷一緒に思いやりと笑顔があふれる職場にしましょう!(場の空気を壊す勇気がある人は馴染めません!!)
⑸スタッフみんな仲がいい!(仲良くなれないのはあんたのせい!!)
⑹退屈なお仕事は苦手…そんな方にピッタリ(フロアレディじゃないんだって!!)
⑺おススメ!じっと見つめるお仕事で高収入。(キャバ嬢かしら?)じっとしているのが苦手な方はシール貼りやカンタンな軽作業もあるよ!(…ではないみたい)
掲載料はどれくらいなのでしょうか。けっして安くはないはず。でもみなさん、工夫をこらして?働く人を獲得しようとがんばっています。
フリーの求人情報誌の企業PRは、感性や感情に訴えているところが特徴です。
最後のほうに「50歳以上が活躍中のお仕事コーナー」があり、次のような仕事が載っていました。
弁当・惣菜の製造、介護事業所の送迎、クリーニング業務、客室清掃、朝刊配達、建設現場の軽作業員、コンビニスタッフなど
なんでこんなコーナーがあるかっていうと、求人の募集に年齢を書いたらいけないからですね。中高年には来てもらいたくないけど書けないし…でもみなさん、いろいろ工夫しています。20代の方活躍とか若い人ばっかりの写真を載せて和気あいあいとか。
企業PRの答えです。
⑴デパートの販売(SCと違って元旦休みですから)
⑵居酒屋配膳(ほんとにラクだって勘違いされませんかね…)
⑶⑵と同じ
⑷介護事業所(あふれていなくていいんです。最低限の思いやりと笑顔があれば離職率は下がるんです!じいちゃん・ばあちゃんがこの世の地獄を見なくてすむんです!)
⑸コーヒーショップチェーン店(年配者は仲間に入れてもらえないかも…)
⑹靴の販売員(足に関連する仕事は退屈どころじゃありませんよ!わかりますよね!)
⑺なんか内職っぽい仕事です。給料前借り制度があるんだって。隙間をふさぐお仕事は男性が活躍中で、伝票貼るだけ事務は女性が活躍中、その他男女が活躍中の仕事もあり。
求人情報誌の楽しみ方でした
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