広高山(1271.0m) H.11.5.1(土)登山日記より
広高山は秘境 熊も出るらしい。主人と二人での山歩きは少し不安だし寂しいと思いながら出かける。
匹見の三葛地区を通り過ぎ林道をつめる。林道終点より約100メトール下った所にスズキのジムにーが止まっている。もう先発隊があるのか?なら寂しくないぞと思う。
9時30分登山開始 最初から急坂 イカリ草や春リンドウ ちごゆりが咲いている。
約20分位歩いた時下りてくる男の人に出会う。荷物も何も持っていない。
??? 昨年来てここの渓谷がとても気に入りキャンプをしているが 車に忘れ物をしたので取りに行くとの事であった。
登るにつれて小さな沢を横切ったりアップダウンを繰り返す。
谷はまだまだ深いが水の音がザアザア聞こえ大小の滝 なめ滝等なるほど絶景だ。これも木々の芽ぶきが浅いので良く見える。
何分ぐらい歩いただろうか?川原の広い所にグリーンのテントが張ってある。
あぁー ここね と通り過ぎる。わさび田がある。ネットで広く囲いがしてある。こんなに奥深くにわさび田 と感心する。
沢にはわさび田から流れ出たわさびに花が咲いている。前日テレビでわさびの花料理をしていたので少し貰って袋に入れた。
倒壊した廃屋跡を(多分作業小屋だろう)通り過ぎる。
山芍薬は固い蕾 名前の分からない背丈が30cm位で黒っぽい紫 内側が黄色 親指大の釣鐘のような花があったので写真を撮る。押し花にしたいな~で取って袋の中へ・・・わさびの花と一緒にする。
しばらくして沢と分かれて尾根に向かう。尾根より植林帯 それから笹の中を急騰して頂上へ(11時50分)
木々の間より大神が岳 赤谷山 十方山 恐羅漢 大峰山 寂地山 額々山 眼前には冠山 冠山の見晴らし岩には人影も見える。
頂上は狭い 坐れば景色も見えないがここで昼食にする。
13時25分より下山にかかる。テントの所まで下ったが人影はなかった。15時23分駐車場へ 駐車場では山菜取りの車が3台来ていた。
この山はわさび田もあり キャンプの人には会うし 踏み後はしっかりしているし何だか身近な山と云う感があった。
帰宅後「わさびの花を食べる?」と聞くと「要らん」と言うので そのままさよならした。(私も疲れていたので・・・・)
後で写真を花に詳しい人に見てもらうと なんと猛毒 誤って口にすると神経が麻痺して幻覚症状を起こして走り回って苦しむので ハシリドコロ(走野老)の名前が付いているとの事。
あぁー 良かった おおざっぱな私がそのままわさびの花と一緒に食べていたら・・・・二人で家の中を走り回っていたのか と思うと ぞ~~です。
だからでしょうか?ジイジは山菜を食べたがりません と云う事はバアバを信用していないと云う事でしょうね
ハシリドコロ http://www.tcp-ip.or.jp/~jswc3242/622.html