イナ中尉Day's
私の趣味や思いのたけを綴る、そんなブログですねん
模型や水槽記事に関してはBOOKMARKからの移動がお勧めです~




ズドラーストヴィチェ

先日というか先週、友人らと海遊館に行ってきたですよ。
大阪の南港だか北港にあるあそこ。
ジンベエザメが有名なところですね。
あとは分厚いガラスで作られた大型の水槽が売りでしたっけね。

そこに行ってきた感想を今日は書きたいと思います。

海遊館とは俗に言う水族館のことでして上記にあげたような内容が売りの施設にございます。
入館料は2000円弱ということでそこそこよいお値段をとります。

海遊館は魚類以外ではペンギンやアザラシなどの水棲哺乳類を数点展示していました。
水族館系では爬虫類系や両生類もそこそこ見かけるのですが、海遊館ではイグアナぐらいでしたかね。

展示の仕方ははっきり言って一般の水族館と変わらないと感じました。 確かに大型水槽の中にある通路を
通っているので他の水族館と違いはありますが、全方位ではなくあくまで左右のガラス面だけでしたので
あまり水槽の中と言う感じがしませんでした。
また、これは専門学校を行ってた人間視点なんですが、そもそも水族館や動物園とはどういう目的であるのか。
その一つに世界中の動物や身近に存在する動物を見たり触ったり知ったりすることで親近感を湧かせて興味を
持たせ、絶滅危惧種の存在や環境汚染に対する感受性等を高める目的があったりします。
ゆえにできるだけ動物の元居た環境を再現するとともに各動物の生態や種存続の危機等についても説明されている
ことが多いのですが、海遊館ではこの生態に関する説明が非常に少なかったのが目につきました。

基本的には名前だけ。
コーナーの入り口に各生息域の大まかな地名があるくらいで本当に観賞するだけの施設という印象を受けました。
それから売りである大型水槽自体ですが、30cmにも及ぶクリアアクリルボード(?)を使用しているとのことで
ガラス面に対して垂直に見ないと光の屈折でかなり大きくて視界が歪んで見えるという事がありました。
多少歪む程度なら普通にあることですが、館内ほとんどが大型水槽内を歩く仕様上、歩く先を見るたびに歪んだ水槽
の景色が目に入り、頻繁に平衡感覚を失いかけたりめまいを覚えたりしました。
また、ガラス面が分厚いせいなのかカメラもピントがロクに合わせられず途中からカメラを封印したぐらいです。

あとは全体的に彩が少なかったのも印象にあります。 これは館内ではなく水中の話です。
大型水槽ではない普通の水槽系では珊瑚等があって彩もそこそこでしたが、大型水槽はただ薄青い水中と
中を泳ぐ魚が見えるだけ。水底は砂利が敷き詰められているだけで魚が隠れる場所も海藻も一切なく、
ただ水の入った大きな水槽に魚が閉じ込められている印象しか受けれませんでした。
それに館内巡回ルートのほとんどが、その彩も変わり映えもしない大型水槽をグルグル回るだけなので
後半は結構だれてきます。

ちょっと酷評な気もしますが個人的な感想としては普通の水族館の方が楽しめると思いました。
例えばエキスポのニフレル。最近の経験からいくなら和歌山の自然博物館の方が断然水族館としての
本来の機能(生体の説明や絶滅危惧・外来種説明等の事)や見に来た人を楽しませる工夫(引き出しを
開けたら標本と説明がある、藻の繁殖実験等)がなされており、かつ値段も安くて良かったと思います。
和歌山の博物館は彼女が出来ればまた一度行ってみたいと思いますが、海遊館は提案されない限り
自分から誘う気にはなれない、もう一度行きたいとは思えなかったです。

かなり辛辣な内容になっちゃいましたが、あくまで私個人の感想であり、人によってはすごく良かったと
感じる人も居るでしょう。
その辺を踏まえたうえで参考にしていただければなによりです。


それではダスヴィダーニャ ノシ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )