■優生思想とは
人の命に優劣をつけ、価値のない命は、抹殺してもかまわない思想
■ある男性の言葉
「自分にとって必要のない命は、ぼくにとって軽い。ホームレスの命はどうでもいい。ホームレスっていない方がいいんじゃない?邪魔だしさ、臭いしさ。
犯罪者が社会にいるとみんなに害があるでしょ。だから抹殺するんですよ。同じなんですよ。
生活保護の人に金を払うために税金を納めているのではないわけで、、
だから猫を救ってほしい。
生活保護の人が生きていても、僕は得しない。」
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炎上
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5日後
「個人の感想に間違いもくそもない。謝ることでもない。」
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翌日正式謝罪
「確かにあの言い方はよくなかった。無知がまねいた失態、、」
「生活困窮者の救済活動などについて勉強する。」
「現地に赴いて支援者、当事者から話を聞いて学びたい。」
「★ホームレスの人とかは、、働きたくとも働けない人がいて、これから頑張って働くために、一生懸命社会復帰めざして、生活保護を受けながら、頑張っている人、支援する人がいる。
ぼくが猫を保護しているのとまったく同じ感覚で助けたいと思っている人、そこから抜け出したいと思っている人に対して、差別的であるし、ちょっとこれは反省だな、ということで、今日はそれを謝罪させていただきます。
大変申し訳ございませんでした。」
■【命の優劣】を「自分が頑張っていると思える人か、どうか」に変えただけで、他者の【生きる権利】について、まだ自分で判定している。人の生きざまを、自分の色眼鏡で眺め、レッテルをはって、無意識に自身の優越感情につなげている。
頑張れない人は劣り、頑張っている自分は優であると、やはりどこまでも思っていたいもんね。
生活保護は貧困者、生活困難者を社会全体で支え、生存権を保証するための権利としての制度である、、
頑張れない人
は劣る命、、ではありません。