■同一は区別を含む
【すべては自己自身に等しい】
【AならばAである】
「私は私自身であり(同一性)、あなたはあなた自身(同一性)ある。そして私とあなたは違う(区別)」
「ルルとは何か?」
「ルルはルル自身である」
「生きているとは何か?」
「生きているとは生きている自身である」
「生きていないとは何か?」
「生きていないとは生きていない自身である」
「海とは海自身である」
「空気とは空気自身である」
「月とは月自身である」
A=A、それはこれ以上何事も語らない同一性である。
だが、これらの対象(植物、ルル、生きている、生きていない、海、空気、月)相互間は、無関係なものと考えている。
同一性「すべてのものは、自己自身に同じである(ルルはルル自身である)」
には
「自己自身(ルル自身)以外のすべてのものは異なっている」
ことが含まれていて、
同一性から区別への展開がはたされることになる。
■排中律は、同一性の中に対立的区別を見る
対立とは、相互にまったく対極的であり、同時に不可分離的であり、
それぞれが他者を映し出し、
他者がある限り、自らもある
他者との関係の中でしか、自らの規定を持たない。他者も同様に。
それぞれは【自らの、他者の、他者である】
生と死
善と悪
男と女
上と下
濁と浄
↓
【A】対【非A】
Aであるか、非Aであるかのいずれかである。
↓
Aでもなく、非Aでもないものは存在しない
★「ルルはルル自身である。
そのルル自身は、生きているか、生きていないか2つのいずれかであり、3つめは無い」
↓
「ルルというものは生きているでもなく、生きていないでもない、ようなものではない」
★「明日とは明日自身である。
その明日自身は、地震が起きるか、地震が起きないかのいずれかである」
↓
「明日というものは、地震が起きるでもなく、地震が起きないでもない、ようなものではない」
■矛盾
同じ対象者に、肯定判断と否定判断を主張すること。
肯定判断→SはPである
「ルルは生きている、である」
否定判断→SはPではない
「ルルは生きている、でない」
♦️ここからがムズイ
無限判断→Sは非Pである
「ルルは生きているにあらず」である
↓
生きている概念無しである?
生きている自身が無い?
無限判断の肯定否定判断
Sは非Pである
「ルルは『生きているではない』であり、『生きているではない』でない」、、、
フム、、
続く、、