弐千円札よ永遠に

Remember the 2000-yen bill!

景気対策

2008-11-13 22:50:40 | 政治・経済・生活
巷では景気が悪いと言われている.私は経済の専門家ではないので話は乱暴になるが,概ね,景気が悪いということは皆がお金を使わないということであろう.すると,景気を良くするということは,皆がお金を使いたくなる(あるいは使わざるを得なくなる)ようにすることでもある.

国民の多くはお金を使いたくないのだろうか?そんなことはないだろう.お金を使いたいのは山々なれど,収入が十分でなかったり不安があったりして使うに使えないのが現状であろう.給付金を撒くといった話も,そうした国民の心理を緩和することによる景気の回復を考えてのことだろう.

現在考えられているような給付金は景気回復に効くのか?おそらく効かないだろうと思う.一人当たり一万円か二万円のあぶく銭を手にしたところで,工業製品や食料品を購入したりサービスを受けたりといった消費活動に多くが使われるとは考えにくい.もっとくだらないこと(細かくは言及しない)に使われるか,貯蓄に回ってしまうかのどちらかであろう.

では,効果的に消費活動を促進するにはどうしたらよいのか?給付した金に使用期限をつければよいのである.期限までに予算を使い切らなければならないという圧力が絶大であることは,年末や年度末の道路工事を見ても明らかである.私自身,与えられた助成金(年度内に使い切らなければならない)を消化するため,何十万円と書籍を購入したことがある.このように,期限を切ることの効果は凄まじい.どのみち金をばら撒くのであれば,使用期限を区切るくらいのことは試してもよいと思う.

もちろん,給付の際には二千円札を使ってほしい.
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