さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

森光子

2012年11月15日 | 三角記事
92歳

三途の川をでんぐり返しで渡っているところ
いやむしろ、遡上しているのかもしれない

 でんぐり返しでな

川をでんぐり返しで遡上する92歳

外国人も「Oh!!!」というだろう

水を切ってばく進
水面の抵抗を利用して、沈まないで転がっていく

水面ででんぐり返し。沈まずに進む92歳

「ビイイイイイン!」という、
モーターボートによく似た音をたてて川をのぼってゆく

まだまだお元気で。

あわいあおいそら

2012年11月15日 | 三角記事
夕方にふと思うのは
いつだってそうなのだけれえども
もっともっと早起きをすればよかったということだ

ぼくは風景を切り出したいのだし
そうすると、やはりどこかに光がなくてはいけない
ユーウツになりながらも
淡々と落ちていくだけなのだが

最近空の色も薄くなった
もうあの日差しはしばらくないのだという

雨の日は気分がめいるけれど
こんなふうに光のやわらかい、あわい青い空気への接しかたを
ぼくは間違っているのかもしれない

迂回路

2012年11月14日 | 三角記事
カレンダーはすすむ
予定どおりに
13日の次は14日
疑う余地をはさまないやつらめ

カレンダーはタテにはすすまない
横すべりして、右端へゆくと下段の左端へ吹っ飛ぶ
しかしそれもプログラミングされている

カレンダーの最大の危機は、あれだ
次のページをめくるときだな
いくらプログラミングされているとはいえ
めくるのは手動でなされなければならない

整然としたプログラムの中にあって
「破る」という行為は目もくらむほど原始的だ

なんとはなしにぼくは考えるのだけれど
ぎざぎざのすき間
そこに休憩地点があるということについて

ゆがみたおし

2012年11月14日 | 三角記事
パソコンの前で、足を組む
モニタわきにはコーヒー特大

足を組むと、体は正面にむかない
足を組むとキーボードを打ちづらいのだ

なんなら足を組まなければよいではないか
やむにやまれぬ事情ありてそうはいかぬ(面倒くさいのだ)

体は常にコーヒー特大の方をむいているが
首だけはモニタ
腰がまがる、ねじれる

どうにかなるまいな、と思い続けて今日いましがた
キーボードの左を手前に近づけた
右はそのまま
キーボード斜め

体はコーヒー特大とキーボードにむいているが
首から上はモニタ
とくにべつだん変化なく、意味もなかった

セキエイ石

2012年11月13日 | 三角記事
このまえ、百万遍の古本市でさあ
石の本をみつけたんだけど、
レイアウトがどうもね
500円だったけれど、買わなかった

もっとこう「日本プランクトン図鑑」みたいなかんじの
標本だけの図録と、詳細な説明があわさったやつ
ぼくはそれをもとめていたのだ

ぼくはいまももとめつづけているのだ

満月

2012年11月12日 | 三角記事
今日は晴れ
快晴とまではいかない、雲ぼつぼつの晴れ

雲の切れ間から風
家の前にある、大きな木の葉を落とす風

「きいろいゾウ」
ムコさんの日記のようにありたい
月をみて暮らす暮らし

ぼくは月がすきだ
どうでもいいところがポッカリかがやいていると思うから

奈良県米

2012年11月11日 | 三角記事
奈良県のお米、「ヒノヒカリ」がおいしい米トップ3!
やったぜ奈良県!


と書いた。
昨日のつぶやき。つぶやき、ツイート、同じ意味だがちがう言葉の、最初の文字がおなじ。
つぶやきってのは、あちらでも「ツ」のイメージらしい。

おっと、奈良県の話題にしようと思っていたのだった。
つぶやきの話題に変わってしまっていた。

そういえば今、きいろいゾウという物語を読んでいる。
ぼくの… 読む前はそうでもなかったが …大好きなお話だ。

しばらくぼんやり物語のことを考えていた。なにをするでもなく。
奈良県のお米のことは微塵もないではないか

おなじみの二人

2012年11月11日 | 三角記事
キレイな女性のうしろを、ガラガラひいたおばあちゃんが歩いていた
もちろん同じ女性なのに、雲泥の差があるのはどうしてだ

あ いや
おばあちゃんが泥って言っているわけじゃないよ

キレイな女性は足も細くて髪も長かった
おばあちゃんはその半分くらいの身長で髪はまっしろ

そんでエイホエイホとガラガラをひっぱっていた
キレイな女性もエイホエイホというときがくるわけだな

ということはおばあちゃんはかつてあんなに髪が長くて脚細かったわけか?
いやいや それこそ雲泥の

おばあちゃんが泥っていっているわけじゃないけど

風さん

2012年11月10日 | 三角記事
ごうごうと音をたてながら
風が通ってゆくんだから

風はやっぱり自分かってなんだよなあ!
あっちこっちにぶつかるくせに
謝らないんだよ

木々をしならせておいて
やめろ! と言ったときにはもういない

木々のしなりはおさまったけどな

風はきまぐれ
人はもっと自分勝手で自己中心だけど
いいけどね、きまぐれ

イー声

2012年11月10日 | 三角記事
Viens avec moi.

モイモイ
ハンバートハンバートのCDを買いました
聴きましたよ

感想を述べたところ、おもわぬ言葉がとびだしたよ

いわく
ハンバートの男声とぼくのふだんの声が、よく似ている という

自分の声は自分ではわからん
ぼくはハンバートハンバートの男声がすごくすきになったわけだけど

それはえらい光栄なことのように思う
ぼくにとって