フルタイム4WD(シンメトリカルAWD)のクルマに乗り出して、もうすぐ4年になります。
言うまでもない失(短所)は、イニシャル、ランニングとものコスト高です。
特に、同一車種での2WDと4WDの燃費の差は、如実にランニングコストに響いてきます。
得(長所)には色々有るのですが、あまり気に掛けられない長所に、エンジンによる加減速時に車体の姿勢変化が少ないことがあります。
発進時や、定速走行時から、アクセルを踏み込んだとき、2WDでは、FF、FRなどにかかわらず、パワーの大きいクルマほど、車体のフロントが浮きます。4WDでも若干のリフトアップ(スクウォート)は有りますが、2WD車に較べると、その度合いは明らかに少なく、極端に言えば、のけ反って加速する2WD車に対し、真後ろから推される4WD車のような感じになります。
逆に、強いエンジンブレーキがかかったとき、2WD車はノーズダイブします。フットブレーキの場合、プロポーショニングバルブ等がノーズダイブを少なくするように働くのですが、エンジンブレーキの場合(特にFF)、電子制御サスのような機構が無いと、減速の度合いに応じて、カックンとおじぎするような感覚が有る場合も有ります。
特にタイトコーナーの連続する山間のワインディングロードを低速ギヤー固定で走るような場合、アクセルのオンオフによる姿勢変化が少なくて、スムースな走りをするのが4WD車です。
日常のドライブでも、その差異は実感でき、特に自らアクセルを操るのではない同乗者の方には、乗り較べてもらった場合など、感じられるようです。
トルクがかからず、路面からの抵抗のみでサスペンションが伸縮する非駆動輪が無いことがその理由ですが、この特性はまた、4WD車の0~5m発進加速の無敵ぶりにも活かされます。ポルシェやフェラーリなど後輪が著しく大きな一部のクルマを除いて、通常のクルマの場合、2WDと4WDでは接地面積に倍の差が有ります。高μのサーキットなどを除き、普通の路面では、2WD車の発進時は不用意にトルクを掛けてもホイールスピンし、そのパワーがロスされるのですが、4WD車の場合、倍の接地面積が、そのロスを最小限に食い止め、よほどのアンダーパワーでもないかぎり、0~5m加速では、ほぼ無敵です。
まあ、0~5m発進加速の速さに、一体どんな意味があるのかは、さておき。
他にも、高速、横風、豪雨などの厳しい条件下での直進安定性含む制御性の良さとか、低μ路面での稼動性、登攀能力の高さなど4WDの良さは色々と有り、それに価値を見いだすが故にそのクルマを選ぶワケなのです。
言うまでもない失(短所)は、イニシャル、ランニングとものコスト高です。
特に、同一車種での2WDと4WDの燃費の差は、如実にランニングコストに響いてきます。
得(長所)には色々有るのですが、あまり気に掛けられない長所に、エンジンによる加減速時に車体の姿勢変化が少ないことがあります。
発進時や、定速走行時から、アクセルを踏み込んだとき、2WDでは、FF、FRなどにかかわらず、パワーの大きいクルマほど、車体のフロントが浮きます。4WDでも若干のリフトアップ(スクウォート)は有りますが、2WD車に較べると、その度合いは明らかに少なく、極端に言えば、のけ反って加速する2WD車に対し、真後ろから推される4WD車のような感じになります。
逆に、強いエンジンブレーキがかかったとき、2WD車はノーズダイブします。フットブレーキの場合、プロポーショニングバルブ等がノーズダイブを少なくするように働くのですが、エンジンブレーキの場合(特にFF)、電子制御サスのような機構が無いと、減速の度合いに応じて、カックンとおじぎするような感覚が有る場合も有ります。
特にタイトコーナーの連続する山間のワインディングロードを低速ギヤー固定で走るような場合、アクセルのオンオフによる姿勢変化が少なくて、スムースな走りをするのが4WD車です。
日常のドライブでも、その差異は実感でき、特に自らアクセルを操るのではない同乗者の方には、乗り較べてもらった場合など、感じられるようです。
トルクがかからず、路面からの抵抗のみでサスペンションが伸縮する非駆動輪が無いことがその理由ですが、この特性はまた、4WD車の0~5m発進加速の無敵ぶりにも活かされます。ポルシェやフェラーリなど後輪が著しく大きな一部のクルマを除いて、通常のクルマの場合、2WDと4WDでは接地面積に倍の差が有ります。高μのサーキットなどを除き、普通の路面では、2WD車の発進時は不用意にトルクを掛けてもホイールスピンし、そのパワーがロスされるのですが、4WD車の場合、倍の接地面積が、そのロスを最小限に食い止め、よほどのアンダーパワーでもないかぎり、0~5m加速では、ほぼ無敵です。
まあ、0~5m発進加速の速さに、一体どんな意味があるのかは、さておき。
他にも、高速、横風、豪雨などの厳しい条件下での直進安定性含む制御性の良さとか、低μ路面での稼動性、登攀能力の高さなど4WDの良さは色々と有り、それに価値を見いだすが故にそのクルマを選ぶワケなのです。