テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

シーズン終了

2012-09-02 22:31:16 | 脱線して底抜け
某プロ野球球団のお話しではなく、私が夏にEDCしている外用薬のことです。




主に蚊による虫さされ用として常備しています。最近流行のPVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)配合の新しい薬も持っていますが、抗炎症剤としては、キンカンを何度も塗る方が、有効な気がします。

たしかに、気付け薬にも使えるほどの刺激臭ですが、効く仕組みが理解しやすい所為か、納得ずくで使っています。



あと、虫さされで注意が必要なのは、ムカデ等のタンパク毒はウナギの血の毒と同じように、加熱によって変成し毒性を失うので、他の多くの毒虫さされとことなり、冷やすのは炎症をちょっぴり抑制する効果しか無い事です。刺されたあと、可及的かつ速やかに、43度以上のお湯で温めながら洗浄することで、巷間よく云われる、ムカデに刺されて腫れ上がったという症状を無くする事が出来るようです。

話はそれますが、ムカデは嫌いです、某高貴な公園で、昼下がりの芝生に寝っ転がってほんわかタイムを過ごしていたとき、優に20センチ近くはあろうかという大物に肩からつま先まで無許可通行されて以来、自宅においてまでムカデにはよく絡まれており、その気質を知った知人から、映画「ムカデ人間」の話を聞かされて軽く滅入ったことがあります。お返しに、半分自虐ネタで、ムカデ油の未完成品を手渡してあげました。
でも、出現して、もっとも慌てるのはゲジゲジです。真夏のゴキブリを凌駕する超速軽快な機動性を誇るかの虫は、捕縛しようとするのは禁物です。
 

ちょっと鬱。

メラミンフォーム

2012-08-29 22:38:41 | 脱線して底抜け
ホーロー、釉薬のかかった陶磁器、ステンレス、ガラス、硬い(鉛筆硬度2H以上)樹脂、などなどの汚れ落としに絶大な効果を発揮します。特に頑固な茶渋、染みついたコーヒー滓等、驚くほど簡単に取れ、漂白剤を使えない食器には、コレしかないと思えるほどです。上の写真ではよく分かりませんが、ウレタン発泡フォームスポンジとは違い、非常に粗な構造になっていて、高倍率(≒狭い被写界深度)のルーペで見ると、驚くほどスカスカです。スコッチブライトの粗目より更に粗く、繊維の細いスポンジをミクロ化したような構造で、細かさ、メラミン樹脂の適度な硬度、粗くもろく壊れやすい構造とマクロ的な柔軟性(追従性)で汚れを掻き取り、削り、汚れを吸着して崩れることで、その類い希な機能を果たしています。





<スカスカ 30倍ルーペを使いSZ-30MRでコリメート撮影した様子です>


上記の写真のような構造が幾層にも重なり、細く脆い崩れやすさが、ヒミツです。また、メラミン樹脂なので加熱により過剰に硬化するため、ある程度の温度、例えば圧力鍋で長時間ボイルすると、指で触るだけで粉末状に崩れてしまう状態になります。
ちなみに、記事に登場頂いているのは{激落ちくん」です。

油団

2012-08-26 23:55:14 | 脱線して底抜け
ゆとん、と読みます。
古くからある敷物の一種で、装飾性を狙ったモノではなく、機能性を追求したものです。
和紙と油を独特の技法で幾重にも重ねたもので、暑い時期のみに使い、それ以外の時期は丸めてしまっておくものらしいのです。
毛羽立たせて油をしみこませた独特な構造が、体表の僅かな湿気を素早く吸収、蒸散させ、ひんやりする、今はやりの涼感下着と同様なことを、効率的にやっているようで、かなりの涼感を産む、高級敷物らしいです。
最初は白っぽい油団が、手入れしながら使っていくことにより、4~5年後から独特の飴色になり、20~40年経って最良の状態になり、上手に使えば100年もつと云われているくらい、丁寧な仕事を施された実用品でありながら、工芸品そのものです。
私も昔、京都の知り合いの家、五右衛門風呂があるような古い家で、縁側に面した部屋で、縁側のてかった板張りと同じくらいひんやりとした油団に不思議な思いを抱いたことがありますが、最近その正体を知り、調べてみると、もはや日本で一軒しか作ってくれるお店がなく、しかも、ペルシャ絨毯並の超高価なしろものだったコトに驚きました。ちょっと羨望です。



合体ワザ

2012-08-24 20:08:19 | 脱線して底抜け
民俗紹介のTV番組で、”吹き矢”を使う部族と、その一撃必中のスゴイ狩りの様子を目を丸くし、驚嘆しながら見ていた幼少の私がありました。

長じて、音楽への興味を深め、ジャズにも傾倒しCDで発売されたBLUE NOTEをたくさん買うようになり、よだれを垂らしながらドラムを叩くオッサンの公演を見に行ったりもしました。

ある日、夢を見ました。ジャズコンサートの観客席にいて、ステージでは、ディジー・ガレスピー、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイビス、アート・ファーマーの大競演です。個人的にはブレイキーやパウエルが好きなのですが、屈指のサックス、ペッターに、私含め、観客は度を過ぎた興奮状態です。ガレスピーの頬がブワッとふくらみ、ペットの先から、ミュートが外れて、吹き矢になって、閃くように打ち出され、観客を仕留めました。それを合図に彼らの楽器が全て2メートル以上ある吹き矢になり、次々と観客を仕留めて、ますます盛り上がっています。阿鼻叫喚です。

同じような夢をもう一度見た記憶があり、ふいに思いだしたのでした。

スプレー式潤滑剤

2012-08-17 21:55:31 | 脱線して底抜け
ずっと長い間信頼して使っている製品が二つあります。
ビラルVGーHTスプレーグリースとラスペネ潤滑スプレーです。



某弱電メーカーの生産技術系、及び中央ラボに関わってた時代、内外のかなりの範囲の潤滑剤、接着剤を年月を掛けてひととおり渉猟したことがあり、それこそ、特殊な放電加工油から、屈折率の適当な接着剤まで、工業用、家庭用、カスタムグレード問わず、膨大な資料、サンプルを手にしました。
潤滑に関して云うと、液体潤滑と固体潤滑、あるいは双方の特徴をもつ含浸材まで、多様にあるなかで、負荷の少ない身の回り用(自分用)に購入したのが上記の二品。異論も多々あると思いますが、特にラスペネは、一般的な定番品の地位にあるCRC5-56との違いは明らかです。
双方とも特徴は細部への浸透性が優れているのに加え、潤滑という現象に必要な成分があり、不要な成分がないということ。もちろん、負荷の潤滑には二硫化モリブデン系が一番なのですが、それ自身が汚れに相当する黒さなので家庭用汎用には適しません。スプレーという特性をよく理解して使えば、自動車から、弱電のメカまで、指定品が必要な箇所以外、この二品で全て充分にメンテできています。

酒井宏樹

2012-07-29 20:37:29 | 脱線して底抜け
元柏レイソルのサッカー選手、いまは独ハノーファー96に所属。
サッカー観戦はたまにしか行けませんが、柏レイソルはJ2時代のカレカに試合中にボールをぶつけられた(当時長居は観客席が地面だった)こともあり、親近感の沸くクラブチームだったので、結構以前から酒井のことは知ってました。
元々、サイドバックの選手が好きで、都並、名良橋、相馬、加地、長友、内田といろんなヒトを見てきましたが、酒井は、上がったときのパスが、センス、正確さともに最も優れているように思う。自分のクロスで、味方のオフェンスと、敵のディフェンスがどう動くか想像し、有利な状況を作り出す、そんな芸当をやってのける(こともある)。現役世代で云えば、長友のように体のキレで相手を抜くとか、内田のように足さばきの巧さで切り込むとかはないけど、頭脳の明晰さというより、上がっていくときの視野と、感覚で、状況を読むことに長けていると感じます。もちろん、体調やチーム状態、相手により、その感覚が合う機会は、波があると思うのですが、少なくとも波が上向きのときのこの人のクロスには、唸るしかない高い精度と意図を感じます。
五輪代表としても活躍を期待していましたが、惜しいことにスペイン戦で怪我をしたようで、この人がああいう交代をしたというのは、かなり状態が悪い、少なくとも予選リーグは駄目なんじゃないかと残念に思っています。



ところで、今日のサザエさんジャンケンはグーで、私はパーで勝ちました。
家人はグワシもどきのチョキでしたが、以前のようにアイコだと強弁しませんでした。私が彼のヒトの代わりに家事をしてたので、遠慮させてしまいましたか。




あらたなる愛称

2012-07-24 21:30:27 | 脱線して底抜け
じつは、形態模写というか、人や物の動きをまねするのが得意だと思っています。仕事上のお知り合い、その会社の名物的な方や、動作に特徴のある方、物事をよく真似して、意外性を発揮しています。指先の動きでバーチカルツインエンジンの動きを素早く模倣したり、歩くときにちょっと軸足を揺らすクセのあるヒトを真似たり、鷲羽山(出羽海親方)の土俵入り前の腕を回すクセ、宮崎 哲弥の上体をクランクのように動作し顔を左右に振る所作など、分かるヒトにはよく分かる物真似を披露する悪癖です。足技ももちろん守備範囲で、ムーンウォークこそキレが足りませんが、アシモの歩行真似は得意で、膝を曲げ、腰でカクカクとバランスを取る歩き方はなかなかのモノです。

ちょっと前の拙ブログにてアークテリクスのBLADE30という、バックパックを買ったことをお話ししましたが、遠征時のみならず普段使いにもしていて、なにが入っているんだろうという疑念を惹起しながら、身の回りのヒトビトには、BLADE30を背負っている姿を振りまいてきました。
以前にも指摘したようにエレベーターや、混み合った電車バスの中では、気を遣うのですが、ふと思い立って、その姿でアシモウォークをしてみました。





結果は、標題の通りなのです♪

佐貫亦男先生

2012-07-22 17:52:43 | 脱線して底抜け
航空評論家、エッセイストとして知られる方ですが、既に鬼籍の人です。

もともとはプロペラ屋さんで、日本の航空機開発黎明期に中心にいた方であり、ドイツに技術を学びに行き、晩年は、カメラや、道具や、軽登山についての著作もあり、私と興味、趣味の範囲が似通った、大先輩であります。
航空雑誌に連載しておられたエッセイのなかで、よく憶えているのが、固定ピッチプロペラ時代の、ブレードとスピナーの接合方法のお話し。

まず、固定ピッチについて。現在では、プロペラの角度は回転数とスピードに応じて、角度が可変し、エンストした場合に抵抗が少なくなるフルフェザー(進行方向に対して水平に近い)や、機種により逆ピッチ(逆推力)になる可変ピッチが殆どです。ただ、航空機の黎明期では、出力、速度ともにさほど大きくなく、角度が固定された羽根が主流でした。羽根そのものは木製で、エンジンの軸上にあるハブスピナー(鉄製)と上手く接合する必要がありました。
当時の低回転のエンジンでも、2枚、3枚羽根のプロペラ自体に発生する遠心力は、十数トンに達し、もし回転中に一枚の羽根が外れたら、ハブ軸を十数トンの衝撃が襲い、ひとたまりもなく空中分解します。木造船にしろ、木造住宅にしろ、木と鉄の接合は、大昔からの課題で、決定的に優れた方法は少ないのです。ボルトやビスは、木の強靱さの根幹である繊維質を損ないます、強固に硬化する接着剤は、鉄と木の熱膨張率の差異を吸収できません、木と鉄の界面の摩擦は、徐々に低下することが知られています。佐貫先生が学んだドイツでは、ある簡単な方法で、木製のブレードと鉄のスピナーを接合していました。
アルカリ性のカルシウム水溶物(炭カルや消石灰を水で溶いたようなもの)を接着剤の主成分にして、接合していたといいます。なぜこのような物質が、木と鉄の強固な接合を可能にしたかというと、鉄製のスピナーの穴に木製ブレードの軸を接着剤を浸けて差し込むと、まず、水分の為に、鉄が錆びる、いわゆる、赤さび、酸化第二鉄になるわけですが、その際、体積がかなり増加するので、木製の軸をぎゅうぎゅうと締め付け、木の繊維の中まで錆びが入り込み、食いつく、そしてアルカリ性の成分がある程度以上に錆が進行するのを防ぎ、結果、鉄と木を錆が強固に一体化し、外すには破壊するしかないほど、強固な接合を実現していたのです。実はワタシ、工業用接着剤については、かなり詳しいのですが、その感覚的にも、これほど強固な接合をする接着はあまり例が無く、特に異種材料の接着界面の形成と充填接着剤のヒケ(肉やせ)の問題を見事に解消して、なおかつありきたりの安価な材料であることに、素直に脱帽しました。
改めて、書き出してみるとヤヤコシイお話しですが、今のような接着剤の知識など全くない少年期のワタシに、非常に印象深く、興味をそそらせる文章を書かれていた、佐貫亦男先生には、揺るがない敬意を抱いています。

注射器

2012-07-21 23:11:58 | 脱線して底抜け
特殊な嗜好の薬剤を人体に注入する為でなく、溶剤や接着剤を隙間に注入したくて、注射器が必要な場合があり、イロイロと探して、一番買いやすいのがここ。数量と価格のバランスがいい。
理化学用品でまとめ買いしても、ここより安くなるのはまず無い。


銅線児童

2012-07-19 22:27:40 | 脱線して底抜け
コドモの頃、母親の内職の材料に、銅線のボビン巻があり、結構余るので、自由に使うことができた。
太さは2種類あり、本来は石綿かグラスファイバーでできたような直径5センチほどのリングに銅線を粗く巻いていくようになっている。数をこなすモノだったので当然ナニカの部品だったのでしょうが、未だにナニカは分からず、幼少の頃から解決しない疑問のひとつのままです。
太い方で、工作用のエナメル線位の太さ、だった。着色エナメル線のように被覆してあるような感じではなかったが、触りまくっても緑青が発生しにくかったことと、表面のぬめっとした手触りから、何らかのコーティングを施したコイルやブラシ用の巻線だったのではないかと思います。
で、とにかく、巻いた。1/8~1/72の模型の世界では、スプリング、フレキホース、ヒートシンクのリブなど、この手の形状の表現箇所は多く、釣り糸では、反発力が強すぎて使いづらいし、定番のギターの弦は高価だし、この銅線はちょうど良かったのでした。勢い余って、何にでも巻く。キッチリ巻かれた銅線を爪で引っ掻いたときの感触はココチイイし、使い古しの割り箸でも、巻いた途端、なにかメカニカルな物体に豹変する。メカフェチの芽生えですね。
当時、乾電池以外のDC電源があれば、電磁石フリークになっていたかもしれません。実際、とあるモーターをバラし、ブラシを巻き直してボアアップを画策してましたので。

戦車

2012-07-12 23:17:57 | 脱線して底抜け
以前にも書きましたが、いにしえのAFVモデラーでありました。
アーマードファイティングビークル、装甲戦闘車両のことでありまして、ぶっちゃけ戦車のプラモ作ってるヒトのことです。
戦車と云っても、映画チャリオットオブファイア、東京IGINなどで知られる二頭立て馬車も”戦車”ではありますが、日本では馬車の古代戦車と殊更に区別される必要の無かった英語のTankの戦車のコトです。

馬車式の戦車も曳航式のものから、馬を矢から守るため曳き具を後方に備え、正面におどろおどろしい竜や怪物の造作を施した怪物戦車、破城鎚や投石機を備えた城塞攻略のための戦車などの変遷がありました。

やがて、マジノ線に代表される膠着した塹壕戦への攻略兵器として、小火器や砲弾の破片に耐える装甲を持ち、塹壕を乗り越え、火砲で制圧するため、イギリスで開発されたマーク1の暗号名がTank(水槽)だったというのが語源らしいのです。以来、100年近くもの間、戦車(Tank)は陸戦部隊の主力兵器です。地雷、火炎瓶、バズーカやRPGなどの成形炸薬弾頭、シュトルモビクやスツーカ、A-10、中性子爆弾、誘導ミサイル、対戦ヘリコプター、と対戦車兵器ほど様々なバリエーションが開発されてきた兵器はなく、そのカウンターとして、戦車の役割がずっと変わらないことをしめしています。火力、の重要性が衰えてきた現代戦においても、展開力と長期間に亘る制圧力で、換わる兵器はなく、いまなお最新の技術で開発が続けられています。やがては電子管制された思考戦車群による複合攻撃力が、陸戦の形態を変革させる時代もやってくるでしょう。そんな戦車達にはタチコマという愛称を付けてあげたいモノです。

リファレンス

2012-07-07 23:45:13 | 脱線して底抜け
ヘッドホン スタックス
ノギス ミツトヨ
自動車 ロールスロイス
ゴム長靴 ミツウマ
カセットデッキ ナカミチ
トレッキングシューズ キャラバン
メガネレンチ KTC
モンキーレンチ バーコ
Tシャツ(下着) シルクウェイトキャプリーン
宅配便 宅急便
エアーブラシ ピースコンPC-101
・・・・

まだまだ、挙げていけば、たくさんありますが、ワタシが、自分で触れて、使って、比べて、その分野でのリファレンスに相応しいと思えるモノたちです。

自分なりの基準はあって、新品の時であれ、使い込んでからであれ、信頼できるもの。生産コストの低減と販売戦略で利益を上げようとする製品でなく、機能と品質の追究を第一義的に考えているような製品。そのストイックさに惹かれます。必然的に巨大企業が大量生産、販売し、どんどん利益を上げる商品ではあり得ません。ブランドや人気に縋っているだけの商品もダメです。容易に同じ用途のより高性能な製品を思いつくようなモノもいけません。妥協のないバランスが取れていることも重要です。そしてなによりそれを使う人に、不自由さを感じさせないモノが、リファレンスに相応しいと思うのです。

太陽光発電-再生可能エネルギー電力買取りの弊害

2012-07-02 23:57:15 | 脱線して底抜け
0.06円/kWh 全ての一般家庭が負担する今年度分(東京電力の場合)の弊害であります。

もっと深刻な弊害もあって、いま、太陽光発電関係でうまくハナシをまとめると、銀行からいくらでもお金を借りることができます(これ以上は云わないでご想像にお任せします)。

小さな弊害あとふたつ。
屋根に太陽電池パネルを敷設した場合、昔ながらの瓦屋根の家屋で、雨漏りした。パネルの重さ云々ではなく、ずっと日陰になり、浸みた雨水が乾燥しきることが無くなった、木部や土の部分が膨潤し、雨漏りを始めた。

地面に太陽電池パネルを設置した場合、ムカデやヤスデやハサミムシが大発生した。このような虫たちは日陰のじめじめした土が大好きです。

太陽光パネルは日当たりのよいところを日陰にするという基本を忘れた事例です。

今現在の太陽電池セルの発電効率では、電力生産用として、非常にできの悪いシロモノしかできないのは、ちょっと囓っていればスグ分かることなのですが、それを無理矢理、しかもトンデモナイ暴利で利回りさせるような仕組みが今回の制度の正体です、最低の人間が阿呆な妄想に取り憑かれて作った制度だけに、無理を通せば道理が引っ込むという喩え通り、大事なモノを蝕んでいくその弊害について危惧を抱いています。



三菱 戦車から鉛筆まで

2012-07-01 23:08:17 | 脱線して底抜け
もし、日本が敗戦を経験していなかったら、アメリカの軍産複合体より強力になっていたかもしれない、誰かがそんなことを言ってましたが、あながち非現実的なハナシではありません。私もDIATONEのスピーカーをはじめ、イロイロと三菱の製品にお世話になってますが、実は鉛筆、文具を作っている三菱鉛筆は、三菱グループとはほぼ無関係の会社です。その上あのスリーダイヤマークも元々は三菱鉛筆が使い出したらしいのですが、両社とも競合する分野がないので、ゴカイ関係をずっと続けてきたのが実情らしいのです。

で、個人的に、もし無くなったら困るのが鉛筆。

鉛筆硬度試験(検査)と呼ばれる、素材やコーティング被膜の表面の傷つきにくさを測る指標に三菱鉛筆のユニが使われており、・・2B、B、HB、F、H、2H、3H・・と、順に硬くなる芯の堅さを利用して、定められた手法で表面を芯で引っ掻き、傷が付いた付かなかったその状態で表面の硬度(傷つきにくさ)の指標としています。
つまり、ずっと何十年も鉛筆の芯の堅さは、他の指標となるくらい、その品質が安定していると認められているわけで、結構スゴイ事なのです。
クルマの塗装はじめ、メラミン化粧板、プラスチック、カラー鋼板、カラーベニヤ、その他ありとあらゆるモノ、表面に着色されたり、意匠が施されたりしている工業製品は、今日もどこかで鉛筆で引っかかれて硬度検査されているというハナシなのです。

昔のハナシ

2012-06-27 19:41:17 | 脱線して底抜け
ワタシが幼少の砌を過ごした家は、古い造りの家で、玄関の三和土から、台所までが地面の高さと一緒で、台所には使ってはいなかったものの、かまどと煙突と、換気用のヒモで開け閉めする高窓があり、玄関の扉は格子戸の引き戸でカギはネジを回すだけの簡便な閂でした。玄関横には、出格子になった張り出し窓があり、軒の庇の上は、厨子二階で虫籠窓があり、永らくその窓の横がワタシの寝床でした。厠には、石の手水盆があり、窓は紙張りの格子窓です。

なぜこんなことを思いだしたのかというと、最近とあるニオイを嗅いだときにそのあまりの強烈さに辟易したことがあり、同じように、強いニオイの記憶として、いにしえの住まいの玄関先でゴミ(紙くず木くず段ボールなど)を燃やしているとき、家人が間違って入れた猫(シャム♀)の粗相(固形)の燃焼するニオイを思いだして、芋蔓連想の結果なのです。このようにニオイの記憶は明瞭に説明するのはムズカシイのですが、結構鮮烈なイメージがあるので、驚くことがあります。


あの頃は、何所の家でも会社でも学校でも、ゴミの量を減らすために、可燃ゴミは、一斗缶ドラム缶焼却炉野焼き等で日常的に燃やしていました。

もちろん下町ではありましたが、今も昔も変わらぬ日本の中心都市のひとつでのお話しです。