テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

老いて尚屈強だったアフリカ象と同じ死因に陥らないために歯を大事にしよう。

2012-11-16 23:01:04 | 脱線して底抜け
肉目当て、象牙目当てのハンターに狩られない限り、頑健な老アフリカ象の死因は主に歯を使い切ってしまい、食餌が不能になるためらしい。
彼らには上下左右各一本の臼歯があり、それが6回生えかわる、7本目はないので、最後の歯をすり潰したときが、彼らの命の終焉となる。
実際、水の豊富な、柔らかい草木の多い地域の象には、驚くほどの古老な個体がいる事があり、その理屈で云えば柔らかい食事を与えられることの多い動物園の象は、もっと長生きしてもよさそうですが、実際は肥満とストレスで、せいぜい20年ほどしか生きていません。動物園は象にとって、寿命を半分未満にする煉獄なのかもしれません。

閑話休題、歯のハナシです。歯そのものは、表面のエナメル質を良好な状態に保つために、歯垢、歯石がつかないよう、唾液が充分にあること、フッ素入りの歯磨きやうがい薬、再石灰化を促すキシリトール甘味料製品、CPP-ACP配合製品などが有効です。もう一つ歯を支える架台である歯ぐきは、歯周ポケットや歯間の食べかす、歯垢を極力少なくし、歯周病菌の繁殖を抑えることが重要です。かくいうワタシも、年齢を重ねるに従って、徐々に歯ぐきが痩せて下がり、歯間の隙間が多くなってきたように思います。あんまり若いウチ(例えば子供の頃)から歯間の食べかすのケアは、却って隙間を広くする懸念も有るらしいのですが、歯周ポケットがある程度深くなってくる中年前期以降は、それなりのケアが必要です。
親しい歯科医から、デンタルフロスの使い方は詳細に教わってるので、気合いをいれて、歯間ケアするときはそれでいいのですが、両手がふさがるので、歯間ブラシ、糸ようじなども色々試しています、手軽に片手で、ながらケアをする、爪楊枝のような役割です。


長期に渡り、色々試した結果、一番ワタシのスタイルに合うのがこれです。
ゴム製の歯間ブラシ。先端がテーパー状なので、ゴム素材故のフレキシブルさとの相乗効果で、ほぼ全ての隙間にスムースに入ります。奥歯用のもありますが、まっすぐなほうでも、軸の堅さと反発力が良好なので、付け根の部分に曲げグセをつけてやることで、ワタシの場合の第八歯と七歯の隙間まで充分届いています。
ワイヤーの歯間ブラシと違い、誤ってつついても痛くありませんし、清潔感も良好です。

安定性

2012-11-11 23:41:05 | 脱線して底抜け
最近のクルマのCMではアイサイト等の安全補綴システムを宣伝しています。
各社とも様々な特徴を持ち、高度な電子制御にて、誤操作や不注意に備える機構です。
加えて、最も高度な制御機構としてはアクティブトルク制御フルタイム4WDとABS、電子スロットルとサス(ダンバー)の組み合わせが、高速コーナーリング中に内輪外輪それぞれのトルク、車体のバンク、横滑りをコントロールして、人間の反射速度以上での限界挙動制御を行います。実際、制御をON/OFFできる機種では、OFFの時の限界に比べて、ONのときは不自然なほどよく曲がります。
つまり、ハンドルとブレーキの一部動作以外全てが航空機で云う、フライバイワイヤ化されているわけで、現実的にいまのクルマの点検は、まずダイアグ(診断用スキャナで、コントロールユニットのログを読み取る)から始まります。メルセデスなどはダイアグ用のステーションが高価でかつ更新が短期間過ぎたため、設備資金に余裕のない中小自動車整備工場は、軒並みメルセデスの整備から撤退してしまいました。社外品のチューンアップキットがECUのスロットル制御を安全側の設定からクリアする電子部品になっているのも当然かもしれません。

ただ、その昔、国産車の足回りがプアで、プロポーショニングバルブのチューンがいい加減、フルブレーキの度にカックンとノーズダイブしていた頃、欧州車の足回りとボディ剛性はずっと優れていて、VWのネガティブステアリングロールラジアス含むセルフスタビライジングステアリングシステムは、何の電子制御もなしに卓越した安定性を持っていました。具体的には、フルステアで最小回転半径の旋回を繰り返し、徐々にスピードを上げていって、遠心力で細かくタイヤが鳴き出す限界でスロットルを維持したまま、サイドブレーキをガツンと引いて後輪をロックさせても、全く後輪を横滑りさせることなく、旋回の轍を描いたまま停まることができました。何回やっても、ロックさせても滑らないという頑固なまでの安定性は変わらず、逆に同じコトを試した国産車(ベンツマスククラウン)は、ロックした途端、見事にフロントを中心に90度近くテールスライドして停まりました。
要は足回りのアライメントとジオメトリーの妙らしいのですが、比較的小型のFF車で、良好な高速直進安定性のヒミツはこれか、と納得したものです。
いま、同じコトをやって、横滑りしないクルマがどれだけあるでしょうか。
流石にいまの高いμのアスファルトでは、躊躇して、試せていません。


コニシ ウルトラ多用途SU

2012-11-05 18:30:19 | 脱線して底抜け
最近、「ウルトラ多用途っ!!」と連呼してるCMをご覧になった方も多いと思いますが、そのコニシのウルトラ多用途SUの紹介です。

実は10年前に、一番上のもの、「S.Uスーパークリヤー」をサンプル入手していて、当時競合他社のスーパーXや、他の湿気硬化型一液ウレタン接着剤とは異なるシリル化ウレタン樹脂ということで、結構注目していました。
シリル化と云うことで、ガラスの被着性がよく、ウレタン系にしては、透明度が高く、黄変も少なめになっていたのが特徴のように感じ、工業用として色々と用途を探しました。その後、硬化後の良好なゴム弾性を生かしてコーキング剤形状のものも出ましたが、対ガラスでは、両面テープに負け、コーキング用途では、安い変シリに負けと、私の関わる範囲では、その素性の良さを実績につなげることはできていませんでした。何年も経つウチに、家庭用として、大展開、プレミアムグレードも発売され、特にプレミアムソフトはクロス素材への良好な接着性故に、補修作業用として、とあるところで採用する運びとなり、私にしてみれば、やっとの思いであるのです。

家庭用として使う場合は、湿気硬化タイプである(空気中の水分と反応して硬化する)ことをよく理解して使えば、非常に沢山の被着材に対して良好かつ強固な接着力を発揮し、また使いかけの接着剤も湿気を遮断する工夫(ノズルからある程度はみ出させてキャッピングし、チューブごと乾燥容器に密封する)をすれば、かなり長期間使い回すことができます。ここら辺の、乾燥保管は、アロンアルファ等の瞬間接着剤も同様で、私のウチの冷蔵庫には、これらの接着剤の保管容器スペースがあります。
弾性接着剤には、より強固な二液性の弾性エポキシ接着剤、ごく一般的なクロロプレン系接着剤等がありますが、被着材を選ばない多用途性、無溶剤、適度に使いやすい硬化速度など、従来型の接着剤とは異なる特長がお勧めできます。

下のふたつはホムセン等で買ったものですが、ちょっと高いのが、難点です。

2012 諏訪圏工業メッセ

2012-11-02 23:08:02 | 脱線して底抜け
昨年は10月中旬に行われたのですが、今年は、11月中旬に行われます。

昨年の記事で書き忘れていたことが一つ。この手の工業関連出展は大都市を中心にいろんな所に行くようにしてるのですが、諏訪メッセと同程度の規模、入場者数の他の催しのどれよりも、ブースにいる接客の方が声を掛けてくれる回数が多かったのです。出展企業が地場だというのもあるでしょうが、去年の記事で書いた熱気は、その声かけの多さに原因があるのかもしれません。
半分オフでカジュアルな服装だったのですが、コチラが興味を持って見ているとその視線をきちんと捉えてくれるような感じでした。

今年も都合をつけて行きたいのですが、残念なことが一つ、記事にも書いた、ブースでの放出価格での販売が、今年はできない様になってしまったらしく、出展ブースによっては、注文のみ受け付けて後日渡し(発送)ってことになるもようです。

また、今年のイベントは少しばかりポピュリズムに傾いた様子です。
あと、会場で食べられる軽食も、昨年同様であれば、小綺麗な見本市専用会場のそれよりもずっと満足感が高いものであるはずです。

アームストロング

2012-10-28 22:59:18 | 脱線して底抜け
サッチモことルイ・アームストロング、月に降り立ったニール・アームストロング、のおかげで、耳慣れた姓ですが、今回話題にするのは、ランス・アームストロングというアスリートのこと。
自転車競技、特にロードレースは、非常に人気が高いスポーツの一つで、欧州では日本に於けるマラソンや駅伝以上に、コース周辺を一大イベントの舞台に祭り上げる伝統ある競技です。競技史上最も偉大なエディ・メルクス、スペインの太陽王ミゲル・インデュライン、そして女の子のような細い足で、急坂をグイグイよじ登ったマルコ・パンターニなど、数多くのヒーローがいて、ランス・アームストロングも史上初のツールドフランス7連覇を達成したヒーローとして名を馳せていました。個人的には、パンターニの戦い方、が非常に好きで、彼がジロディイタリア、ツールドフランス、を制した1998年は、ことさらにチェレステ(青空)と呼ばれるビアンキブルーが鮮やかに冴える色に見えたモノでした。

アームストロングの戦い方は、自転車競技では欧州に後塵を拝しているのを一気に挽回するような、スポーツ大国アメリカの純正チームらしい物量作戦に思え、特にショートクランクをとてつもないケイデンス(クランクペダルの回転数)でぶん回すスタイルは、鉄壁のサポートメンバーとともに、欧州ロードレース界を圧倒したものの、面白くない勝ち方でした。また、数多くの山岳でのヒーローを産んだジロディイタリアには注力しなかった姿勢も、コマーシャリズム重視の勝利追究の証左に感じ、彼以前のロードレーサーのヒーロー達とは明確に違う物でした。

先日、そのアームストロングと彼のサポートのチームメンバーのドーピングに対し、7連覇含むほぼ全ての記録剥奪と、自転車競技からの永久追放が報じられました。彼自身、ガンからの奇跡のカムバックを果たしたアスリートとして活躍していたのですが、その影で、数々の強化薬剤、ドーピング検査に対するカウンター薬剤を駆使、チームメイトにも強要することで、競技に勝っていたという裁定です。思えば、時期的に連続するジロを捨て、ツールに絞っていたこと、脚力でなく、心肺能力に支えられたケイデンスなどなど、ドーピングの効果を最も生かすかのようなスタイルだったのかもしれません。

ジロやツールに参加する選手は、一週間くらい前から、カーボンチャージといって普段タンパク質主体のアスリートらしい食事から炭水化物主体(主にパンやパスタ)に変え、筋肉中にグリコーゲンを蓄え、エネルギー源とします。レース中は、高い心肺機能によって豊富な酸素を供給してグリコーゲンをエネルギーに変えていきます、心肺機能や水分補給が充分でないと、エネルギー変換効率が悪くなるだけでなく、分解が不十分で乳酸がたまり、筋肉そのものが疲労していきます。レーサーは練習中はもとより、本番においても、ケイデンスメーターとハートレート(心拍)モニターに留意して、長時間に亘る走行を行います。彼らのドーピングは、エネルギーの製造過程を直接、間接にブーストするため、常識を越えたパワーとスタミナを発揮します。実際、アームストロング以外にもロードレーサーにはドープ疑惑のある人が沢山います。かのパンターニにもその噂や告発はあり、いくつかの再検証や果ては裁判でやっと”無実”となりましたが、そのいざこざが心を蝕み、結局彼は麻薬に溺れるようにして亡くなってしまいました。

古くは、ジョイナーの心疾患による若すぎる死もドーピングの副作用だったと云われていますが、スポーツにからむものが名誉だけでなく、多額のお金が加わることによって、よりドーピング浸食が加速しているかのような風潮を感じます。私の嫌う、拝金主義の影響だとも、思っています。

スプリットリング プライヤー

2012-10-27 23:46:44 | 脱線して底抜け

スプリットリングはバネ鋼やステンレス鋼でできた、らせん巻きのリングで、意図せずにリングが開いてしまうことが極めて少ない連結金具です。上の丸いのは釣りのルアー用、楕円のは新体操のリボンとスティックの連結用です。

リングの端部を開いて、つけ外しするのが基本的な使い方なのですが、どうもフツーのラジオペンチや、マイナスドライバーの先、爪楊枝、爪等で苦労しているのをよく見掛けます。上記の中では爪楊枝がスベるコトが少なくて一番お勧めですが、専用ともいえるプライヤーがもっとお勧めです。

上のは私が使っているDaiwaの昔の製品なのですが、かなり細い物から、ドライバーを差し込もうとしてもなかなかこじ開けられない強力な物まで、楽に素早く開くことができ、滑ることもなく、開閉ストッパーで、リングをくわえたまま保持することもできます。数百円程度のものなので、一回でもスプリットリングを外そうとして爪を痛めたとか、弾けてどっかへ跳んでいったとかいう経験があるかたには、お勧めします。あっけないほど、簡単になります。

ユーザーインターフェース

2012-10-25 23:08:11 | 脱線して底抜け
コンピューターが普及し始めたとき、マシン語(低水準言語)とプログラミング言語(高水準言語)の関係、COBOLやFORTRAN、C、BASICなど、ほぼ上っ面しか学んでないながらも、いくつかの業務用処理システムは組んだことがあって、いまでもそのWindows版でお仕事をすることも多いのです。先日、そのUI(ユーザーインターフェース)を改良しようと思って、久しぶりにいくつかのコードを読んでました。ああ、あの頃のワタシはエラかったんだなぁ、いまではこんな面倒くさいこと出来ないなぁなんて嘆息しながら、不評だったCUI(キャラクターユーザーインターフェース、文字入力による操作)部分を、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース、図版、画像、アイコンによる操作)に変更してみたのです。いくつかのサブルーチンを全面的に書き直す作業になりましたが、類型的な作業手順の殆どをマウスで操作出来るようにして、近い将来のタッチスクリーン対応に備えるためです。
ワタシの世代は、モロにキーボード世代で、マウス、タッチパッド、は補助的にしか使いません、トラックポイントが一番好きなのも、キーボードの延長として使いやすいからなのでしょう。タブレット等のキーボードレスの機器に、いまひとつ馴染めないのもそういった理由かもしれません。
最初に書いたとおり、ある時期以降のコンピューター知識がない、例えばWindowsAPIなどいまさら学び直すのも気が遠くなりそうなので、ほんのカジリしか出来ず、アイコンのいくつかを既存のキャラクターにしたり、お遊び的な部分でごまかすのがせいぜいです。ただ、仮想環境で完全コマンドラインのシステムを動かしていたとき、モニタを覗き込んだ方が、わ、面白い、といって、適度にウェイトをかけた、画面処理の動きを興味深そうにしていたので、タッチスクリーン対応で完全CUIなんてのも、アリかなぁと頭がバグってました。

Gun

2012-10-21 19:04:10 | 脱線して底抜け
ローティーンの頃、トモダチの影響でモデルガンに傾倒したことがありましたが、元からの写真趣味と合わさって、月刊Gun誌の、イチローナガタ氏の写真に憧れ、結構Gun誌を読みあさりました。イチロー(現在では”市”と称されることが多いようです)氏の写真は、確かな撮影技術による美しい写真で、結構キレイな製版とともに、米国在住の氏の銃にまみれた生活ぶりも愉しく読んだものです。現在でも、一流の銃器の写真家で、70歳を目前にして、米国でお孫さんとともにアクティブなジジイライフをおくっておられます

Gun誌では、他の記事についても、結構記憶にあり、コモドア・ペリー・オウエンス(実在の伝説的ガンマン)の話などは、いまでも鮮明な躍動感をもって思いだします。

で、ずーーーっとどっかで気になってるのが、誌上でヒトラー暗殺計画用としてつくられたと紹介されていた、消音銃の話。


9mmパラベラムを使用する、ブルパップ構造のボルトアクションで、最高の命中精度を持ち、ファイヤリングピンが弾底を叩く僅かなクリック音と微かなショック以外に全く音のしない究極の消音銃であったとのこと。2丁つくられたらしいが、他の暗殺計画同様に頓挫し、敗戦後は、アメリカとソ連が一丁ずつ接収し、ペンタゴンとクレムリンにある・・と解説されてました。
当時の記事でもモロに現役の中二病世代のワタシをとらえましたが、写真にあるようにルガーP-08のマガジンを用い、銃床の底から装填し、バレルにも見えるサイレンサー部分を装着、セットトリガー、トリガーのダブルトリガーでフェザータッチの撃発が可能なシングルボルトアクションのこの短い銃は、その曰くとともに強い印象が残っています。

近年、アメリカにあるこの銃が雑誌で取り上げられ、カラー写真が公開されましたが、

それによるとある好事家の所有になると云うことらしく、是非ともイチロー氏の写真で詳細を見たいなどと、夢思うのです。

クーゲルブリッツ

2012-10-19 23:40:03 | 脱線して底抜け
WW2で製造された装甲戦闘車両(AFV)のうち、もっとも近未来的なスタイルの対空戦車です。

球電(球雷)という意味の名を持つ、ラインメタル社の30mm対空機関砲を連装した対空戦車で、当時から戦車のまさに天敵であった地上攻撃機、具体的には、ソ連のイリューシン Il-2シュトルモヴィク、通称空飛ぶ缶切り、に対抗するためにドイツがつくった対空戦車の一つです。もっとも、試作2両の完成を見たのみで、量産はされたとも、されなかったともよく分からず、にもかかわらずAFVマニアのなかでは非常に人気の高い車両です。


実際、あまりにも資料が少なすぎて、現在でもキットは数えるほどしかなく、ワタシが現役のモデラーだったころは、この車両をスクラッチビルド(自作)することが、とてつもないステータスでした。残念ながら、ワタシは作ることがなかったのですが、当時の同好の知人が、少ない資料から球電の異名の元となった砲塔と車体前部を自作し、それをワタシの作った残りの車体(IV号戦車J型)と合体流用して作ったモデルがいまもどこかにあるはずです。

その人気から、昔はやったウォーゲーム(架空戦記ボードゲーム)にも武器として登場することが少なくなかったこの車両ですが、是非とも現代のタンクキラー、A-10サンダーボルトIIと対峙して、見事に擱座するさまを観てみたいものです。

バックパック―重荷

2012-10-11 22:12:57 | 脱線して底抜け
相変わらず、普段はアシモ風です。

結構重く、事務所の同僚が、「何が入ってるの?」と片手で持とうとして、カクっとずっこけました。

その日は、ノートPCと予備バッテリー、マウス、ポータブルHDD×2、同DVDドライブ、折りたたみ傘、8x42ダハ、8x20ダハ、6x16逆ポロ、4x10ダハ、ヘッ電、フラッシュライト×6、ルーペ×3、コンペックスメジャー、ボイスレコーダー、工具、モバイルバッテリー、USBアダプター×2、デジカメ×2、リモコンレリ-ズ、小型テスター、ツールナイフ×3、爪切り、単眼鏡×3、プラノギス、レンズペン、クリーナーワックス、クリーニングクロス、コンパス、コンパスグラス、常備薬類(ミニボトル×5とポーチ)文庫本、スターポケット(星座早見鏡筒)、MP3プレーヤー、モノポッド&ビノホルダー、カギ束×3、カードケース、ヘアブラシ、耳かき、お守り、フリープレートストレート型、お外でベープ、おすだけノーマット、ホイッスル×2、接続、変換コード類、野鳥ハンディ図鑑、カードルーペ大小、粒ガムケース、USBワンセグチューナー、USBメモリ束、電池(AA、AAA、CR123、18650、14500)、眼鏡、ウェストバッグ、ボールペン、サーモス500mlボトル、手鏡などが入っていました。
まだあちこちの隙間や底に裁縫セットやLANケーブル(10m)が入っているはずで、よく云われるのが、四次元カバン。


でも、その昔に初めての登山時に任された荷物に比べるとまだまだで、あれはフレームザックに満載され、両腕でも持ち上げるのがツライほどの荷物でした。ハイキングに毛の生えたような近場の山でしたが、山頂で荷物を降ろして一歩踏み出した瞬間、もんどりうってコケました。それまで踏みしめていた力加減が抜けずに踏み出してしまったためで、引率のヒトに、注意するよう言うのを忘れてたわ、と、笑われたのでした。

おそらくはアシモ君も、ふいにあのバックパックをとってしまうと、コケるに違い有りません。


魔女の一撃

2012-10-09 23:20:13 | 脱線して底抜け
剣道、柔道を中学高校にかけて、学校の部活動でやっていました。その頃から、腕や肘の怪我は、バイクでの骨折含め、何度か経験していましたが、長じて、重荷を背負う登山や、座ったままでの長時間の労働などするようになっても、肩こりと腰痛には縁がなく、同年代の仲間達にも、うらやましがられることもありました。
ところがあるとき、狭くて低いライトバンの荷室に入り込んで、重量物の積み込み整理をしていたときに襲ってきたのがタイトルの魔女の一撃、つまりはぎっくり腰です。
もう、激烈な痛みでしたが、耐えて、その荷物を届け、その日はそのまま直帰しました。あらためて家に帰るとそれはもう苛酷な状態で、イスやテーブルなど手でつかめる支えがないと、寝転んだ状態から上体を起こすのもほぼ無理で、もし支えのない真っ平らな床面に置かれたら、イモムシみたいに蠢くしかできないと思えるほどでした。
医者に行ったら、診断書だすから、4~5日安静にしてなさい、それしか対処しようがないからと云われましたが、運悪く同僚のミスで、翌朝にも、こんどはキャブオーバーのトラックで運ばねばならないもっと重量級の荷物があり、一旦立ってしまえば、上体の力は使えたので、なんとか手伝って貰いながらやりとげました。
で、そんな重量物の持ち届けが出来るのに休むのもおかしい状況になり、結局、休まず、痛みに耐える数日を過ごしました。当然、それなりの治療、牽引などリハビリはしばらく行いましたが、いま思えば、あのとき無理したのは、あまり良くなかったみたいで、その後も痛みほどではないにせよ、いわゆる坐骨神経痛の発症部位に重なるところに、多少の違和感を感じるときがあり、以前のような、人並み外れて頑丈な足腰が長所です~なんて感覚は持てないのです。
ただ、未だに肩こりは感じたことがなく、理髪店などで、最後に肩や首をほぐしてくれようとしても、気持ちいいなんてことはなく、痛いか、くすぐったいかのどちらかでしか有りません。けど、折角、一生懸命やってくれる(特に妙齢の女性などの場合)のでくすぐったくても、我慢してます。

口蹄疫-当時の農水相赤松広隆

2012-09-10 21:46:39 | 脱線して底抜け
印象的に憶えているのは、宮崎県、あるいは全国の畜産農家の希望である優秀な種牛たちを、何とか口蹄疫から救いたいと必死の努力がなされているとき、無情に殺処分を命じ、その命令に背いてでも畜産農家の人がなんとか救おうとしていて、そのうちの一頭に前駆病状が顕れたとき、この赤松氏は、「ほら」と高笑いした。「だから(はやく殺しとけと)言ったのに」と言い放った。
そんな人間が、民主党代表選に推挙されています。

なんかもう、呆れてしまった。とうに呆れきったと思っていましたが、まだ嘆息を放つ息が残っていました。

口蹄疫当時のこのひとは、愚かで、尊大で、自分の権勢を示すために、畜産農家の熱意を挫き、政治家としてどころか、ヒトとしても外道なふるまいをしていました。いわゆるサヨクのなかでもアカに染まったヒトで、アカいゆえ、自分は他の人間と違って偉いんだとでも考えていそうな、表面を取り繕うのに長けた卑劣漢です。事後従犯という言葉がありますが、口蹄疫の直要因は病原菌であるにせよ、この人は事後主犯とでもいうべき存在です。




カシューなど

2012-09-07 22:20:58 | 脱線して底抜け
特定の企業の宣伝っぽくなってしまいますが、工業用で使われる、漆調塗料です。建築用から樹脂、家具、調度、金属にいたるまで、漆調塗装にはよく使われます。
特徴は深い黒の発色と落ち着きのある光沢。そして最も重要な、乾燥硬化が速いことです。
昨今、工芸の分野では漆のもつ様々な特徴や驚くべき耐久性などが再注目され、メディアでもよく話題に上ります。ただ、その扱いにくさと乾燥硬化の条件管理の難しさから、工業用としては全く不向きです。その漆の代用として、戦前から戦後にかけて、カシューナッツの殻からオイルを抽出し、塗料化したもので、工業用漆としてあまりにも当たり前すぎて、いまではそう話題に上ることも無いのですが、決してその価値が衰えたワケではなく、数々の高機能な合成樹脂を活用したあたらしい塗料が生まれている現代でも、まだまだ使われている製品です。

もっとも、その”カシュー”という会社ですら、ウレタンやその他石油化学系合成樹脂塗料がメインになってきてるようですが、生産性やコストからそれら新製品が主流になっても、本来の漆に迫る意匠性では、カシューに分があるように思います。


以前に、暇に飽かせてつくった、手作りの木製ルアー(テールフックのみのシンキングミノー)に、カシュー塗装をおごったことがあり、実釣には使わなかったものの、その手触りにはたまらなく魅せられて、眺めたり、触ったりを繰り返していました。

水に強く加工の楽な、ほおの木を、ラパラ9センチを参考に何度も研磨し、流石にtank testedは出来なかったので、オフロでたわむれ、最後は世話になった釣具屋のオヤジに進呈しました。



閑話休題、よくできた塗料でなにかに色を塗るって行為には、その対象を自分にとってより重要、意義のあるものにする可能性があります。いま、ホームセンターには、20年前には思いもしなかったくらい多種多様で特殊な塗料があります。例えば2液ウレタンのスプレーは、ラッカーとは肉持ち感の全く違うクリヤー塗装を可能にします。ウッドサテンなどとうまく組み合わせると、100均で売ってるような白けた籐かごが、あめ色の深いツヤのある民芸品っぽくなったりもします。もし、カシューが使えるなら、眼鏡ケースなどを塗るのがお勧めです、液晶モニターでは絶対に再現できない、深いツヤに希少な価値を見いだせるでしょう。

缶コーヒー

2012-09-05 22:49:02 | 脱線して底抜け
その昔、バイク(DT-200)でツーリングに行くと、大変に摂取する機会が多いのが自販機の缶コーヒーでした。
キホン、昼間は遊びたい、夜は退屈なので移動~なパターンの時、或いは素泊まり2000えんの木賃宿から出立する厳寒の朝など、缶コーヒーは身体を始動させるための必須アイテムでした。特に、三国コカ製造のジョージアのプレミアムセレクトコーヒーは、驚くほど香りが良く、吝嗇モードの私が150えんを惜しげもなく払っていたのは、開缶した刹那の立ち上る香り故でした。
ま、その頃から眼前の缶コーヒーについて、中身より容器の方にずっとコストがかかり、それよりも自販機販売とその維持コストが大きく、更にそれよりも販売利益の方が大きいのは知悉していましたので、それなりに資本主義の歯車になっている感はありましたが。

閑話休題、最近よく買うのがこのシリーズ。
広口なのが特徴で、これからホットが多くなるにつれて、どんな香りがするのか、はたまたしないのか、愉しみにしているのです。また、貧乏性なので、この広口缶の再利用などを、よくしていたりも、します。