テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

10X 携帯用ルーペ(一二三光学機械製)

2012-06-19 22:54:14 | 写真機 画像
かなり前に、ビクセンマーケティングのアウトレットの30倍ルーペを紹介したことがあります。
確かに高精度なルーペでピントストッパーの具合もよく、常時持ち歩いてイロイロ役立てているのですが、やや視野が狭い。印刷のドットプロセスのドットそのものを見るのには何ら支障がないのですがドットの分布を見るのには不適な感じです。
で、倍率のそう高くないルーペも時間を掛けて物色していたのですが、一二三光学の10倍ルーペを購入しました。

左の30倍、デジカメではアイポイントで合焦せず狭くみえていますが、実際に肉眼で見たときには、「因」の字が余裕を持って視野に入って見えます。盛り上がったインクの嵩までみえるのはさすがです。
右の10倍、ヘリコイド等合焦機構がないので、軸ブレしないよう微妙に前後させて覗く必要があり、シビアに調節しないといけないのですが、解像度は非常に高く、30倍でみえていたものが解像度不足で見えないなんてことはありません。視野も充分に広いので、使いやすいです。

もひとつビックリしたのは、10倍の筐体の精度。2枚の円板が2本の柱で支えられた構造、見た目以上の精度で、格納した状態でやや重心位置に偏りがある(使いやすくするため当然なのですが)本体、ガラステーブルの上で横にして立てると、振り子のようにいつまでも左右に揺れて転がっています。
高精度に2枚の円板が合同で平行でないと、こうはなりません。2本の柱の取り付け位置や、柱と円板のビス留めのトルクまで円熟の技巧で組み立ててあるのでしょう。過剰な工作精度なのかもしれませんが、昔、初めて一眼レフに触れたとき感じた精密な手触りと同様です。



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