3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

決死北上~セミ最終回~

2008-04-15 12:34:38 | 
たかだか二日間の事を四回に分けて書いてきたわけだが、
今回でおそらく最終回になるだろう旅行記。
ちょっと長すぎるので、そろそろ打ち止めにしないとなあ。

前回どこまで話が進んだかというと、
岩手県は盛岡でじゃじゃ麺を食べに行くところあたりだったと思う。

そして盛岡に到着したのだが、
岩手名物でもうひとつ有名な盛岡冷麺というものがある。
どうせなら両方食いたい。
貧乏症なのかもしれないが、どうしようか。

じゃあ、両方食えばいい、ということで。

両方食った。
まずは冷麺を食いに行く。
冷麺が有名なのに、
俺はあえて温麺を食った。



うまかった。

30分後、そこから徒歩4秒くらいのところでじゃじゃ麺を食う。
じゃじゃ麺ってのは結構面白い食べ物だ。
何がかというと、味付けに自分が好きなだけ参加できる点である。
通常のレギュラーの味付けがまずは出されるのだが、
そこから、甘味噌、ショウガ、にんにく、調味料など入れ放題。
自分の好みの味を作って食うものだ。

いっしょに行ったある一人が、
岩手はじゃじゃ麺で自己紹介が出来るmなんていっていたが、
ホントに出来るだろうな。

「俺はしょうが10で、にんにく7で味噌は8派です」みたいなね。
そして食ったあとにその残りかす(美しくない表現だな)で
チータンと呼ばれる卵スープを頂く。これも味付け自由。
うまかった。てか腹がはちきれんばかりだった。

食い終わって腹も満たされ、疲労もピークに達してきて、
誰も運転したがらない状況が出来るのは、
火を見るより明らかである。
結局は俺が運転したのだが、
どこに向かったのかというと、

盛岡市から、今度は60キロ位東へ、
本州の最東端の市と言われる、宮古市へ向かう。

其の道のりは果てしなく長いものであった。

山越え。

道がすごい。

ハチロクで豆腐運んでるやつがいてもおかしくないような道だ。

けどこの道はとても楽しめた。
なぜかと言うと。

屋外で本物の闇と言うものを体験できるからだ。
中途半端な闇ではない。
言葉どおり真の闇なのだ。

暗いとか言うレベルじゃない。
何も見えない。
どう言葉で表現したらよいのかわからないが、
地下室で明かりを全て消したときくらい暗い。

だから、闇なんだってば。





これで反射板とカメラのフラッシュがない状態ですよ。
車で走りながら2秒ほどライトを消してみて欲しい。
助手席のやつはおろか、
視界は真っ黒に塗りつぶされる。

真っ暗闇の中に入る事が出来る。
てか闇だから車が走ってる感じしないよ。

素で怖い。
闇ってのは怖いんだな。
だから人は光を作ったんだな。



そんなこんなでまた二時間以上運転し、
宮古市に到着。
とあるパーキングで4時ごろ就寝。
睡眠時間は一時間…

岩手の夜はあまりにも寒かったとさ。


冒頭で今回で終わるとか書いといて終わりませんでした。
次の回は旅行記最大のクライマックスになるのでこの辺にしときました。