3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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夏のショートトリップ 2 吉原編

2023-02-05 20:59:00 | 
20220802

夏のショートトリップ第二弾。

この日は午前の仕事帰りで、新宿から乗り換えて南千住へ。

何故南千住?
実はここはかねてから訪れたかった場所なのである。

目的地は山谷。

まぁ、知っている人は知っている日本三大ドヤ街である。

実際にこの目で見て、歩いてみたい。
ずっと前から思っていた。全く持って悪意はないのだが、変に勘違いされたくない。これも立派な東京の歴史的背景を写すいち光景なんだから。

南千住駅に到着。駅前の立ち食い蕎麦屋でペロッともりそばを食らう。美味い。

目的地迄は暫し歩く。15分ほどだろうか。

基本南千住千住駅から一直線の道を歩く。
ホテホテと15分程歩くが、マジで暑い。熱中症になるかと思った。真夏の昼過ぎだからね…


ジョーに出会う。そう言えばこの辺りが舞台だっけ。泪橋辺り。





この見返り柳が吉原への入り口。かつての遊郭で遊んだ男が帰る時に見返るから見返り柳と呼ばれているらしい…
左に折れれば山谷、右に折れれば吉原。

まずは吉原方面に歩みを進める。

マジで普通の道に見える。ギラギラした感じがあんまない。もしかしたら小道に逸れると空気が変わるのかもしれないけど。

江戸時代にはここに多くの女郎が集まり、大遊郭街だった面影はぱっと見感じ取れない。

歩いていたら一回だけ声をかけられた。
平日の真っ昼間だが、やはりあるのだ。
しかし、俺は全く興味がなく、ただ吉原を見て歩きたいだけの人だったので、そそくさと退散する。じゃあ来んなよって思うだろうな。






よし原大門。この柱がなかったら全く持って名残は無い。

ここから吉原の大通りを進む。吉原の目的地は吉原神社。この神社で吉原は終わる。

大通りはマジで普通の道に見える。ファミマが普通にあったり。ちらほらと風俗店があるくらい。あと女性用の病院の看板が目についたのはそういう事なんだろうな。



で、吉原神社に到着。先にも書いたが、ここで旧吉原は終わる。






御朱印をいただく。

この看板がとても興味深い。
吉原今昔図。吉原のかつてと今の地図が掲示されていた。
本当にかつてここには女郎が3000人以上集まる大遊郭があったんだな。そして周りは堀で囲まれ、入り口は俺が入ってきた一箇所しか無い。現実味は無いがこれが東京の歴史のいち光景なのである。アングラな気配は当然あるが、これがこの場所が歩んできた歴史なのである。

長くなったので、山谷編は続編にしようかな。