亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明者の早期生還をお祈りします。
昨日は、大学の行事が重なり、報道機関からの取材にはコメントだけで対応させていただきました。
船舶から落水するシミュレーション画像はすでに撮影してあって、解析も終了していたのですが、ホームページにはアップしていませんでした。
本日、アップしました。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/senpaku.htm
船舶からの落水事故では、本人ばかりでなく同乗者も転落する恐れがあり、船の上の対応はたいへん難しいと感じています。落水したあと、落水した本人が背浮きをしながら119番通報をかけられるかどうかの試験もやっています。落着いていれば出来ますが、まずは安定して背浮きで呼吸を確保することが肝要です。
★★★乗船する際には、救命胴衣の着用、防水携帯電話の所持が命を守るために重要なことです。★★★
一部報道で、船から落ちたら(投げ出されたら)着衣泳で背浮きをすることが最善の方法のような、誤解を招くような内容がながされました。解説していた人は水難学会となんら関係のないひとです。水難学会では、救命胴衣の着用が絶対条件という認識です。着衣泳の背浮きは「あくまでもそういうことをしていなかった場合の最後の手段」ですから、確実に生還できることを保障するものではありません。
昨日は、大学の行事が重なり、報道機関からの取材にはコメントだけで対応させていただきました。
船舶から落水するシミュレーション画像はすでに撮影してあって、解析も終了していたのですが、ホームページにはアップしていませんでした。
本日、アップしました。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/senpaku.htm
船舶からの落水事故では、本人ばかりでなく同乗者も転落する恐れがあり、船の上の対応はたいへん難しいと感じています。落水したあと、落水した本人が背浮きをしながら119番通報をかけられるかどうかの試験もやっています。落着いていれば出来ますが、まずは安定して背浮きで呼吸を確保することが肝要です。
★★★乗船する際には、救命胴衣の着用、防水携帯電話の所持が命を守るために重要なことです。★★★
一部報道で、船から落ちたら(投げ出されたら)着衣泳で背浮きをすることが最善の方法のような、誤解を招くような内容がながされました。解説していた人は水難学会となんら関係のないひとです。水難学会では、救命胴衣の着用が絶対条件という認識です。着衣泳の背浮きは「あくまでもそういうことをしていなかった場合の最後の手段」ですから、確実に生還できることを保障するものではありません。