警察庁から「平成28年における水難の概況」が発表されました。
http://www.npa.go.jp/publications/statistics//safetylife/chiiki/290615mizunennpou.pdf
これによると、中学生以下の子どもでは、発生件数が162件(前年対比-17件)、水難者217人(前年対比-13人)、うち死者行方不明者31人(前年対比-22人)で、特に死者行方不明者は大きく減少しています。子どもの水難からの生還率は、85.7%と近年になく高い値に到達しました。
しかしながら、大人を含めた平成28年の水難は、1,505件(前年対比+55件)発生し、水難者は1,742人(前年対比+107人)、このうち死者行方不明者は816人(前年対比+25人)で、いずれも前年を上回る結果となりました。
水難学会の平成29年度活動方針では、今後15年で子どもの生還率100%達成と親子ういてまて教室の普及拡大による大人の生還率の向上を目指すことになりました。
平成31年度の改訂学習指導要領では、小学校にて自分の命を守る実技が強く導入される予定です。全国すべての小学校にてういてまて教室が実施される日が急速に近づいてきたように思います。