斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

加治川事故の後始末

2017年06月25日 09時10分20秒 | 水難・ういてまて
今回の加治川の水難では、自分で命を守った親子の実力が立派だったと思います。
急激な水量の増加によって流されても、呼吸を確保しながら流れ、生還のチャンスを得たわけです。

不幸にして起きてしまった事故ですが、人間はどうしても失敗をしてしまう中で、その他人の失敗を最悪の状態に至ることなく収束させた親子と水難現場で助けに当たった人たちに、新潟県は謝罪一方だけではなく、感謝の気持ちを贈るのがいいのではないかと思います。

失敗が絶対になくなればいいのですが、人間同士で生きていくうえで、どうしても失敗はおこるわけで、そうなったとき、その失敗をフォローできる人がいれば最悪の状態にはならなくてすむ。つまり、謝って済む話にもなるわけです。

それがきちんとわかりましたら、謝罪ばかりでなく、感謝の気持ちを表すことが重要です。水難からういてまてで生還できる人が続出するように社会が変わってきています。こういうときの記者会見のやり方もそれに合わせて変わっていかなければなりません。




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