斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水難総合研究所

2020年11月01日 12時47分00秒 | 水難・ういてまて
水難事故の科学的調査を主たる業務とする水難総合研究所が開設されました。
ここでは、水難事故が発生したときに生じる様々なお困りごとの相談から受け付けています。
例えば
1.家族が水難事故で亡くなった。原因を知りたいのに、誰も教えてくれない。
事件性がなければ、警察も消防も海上保安庁も基本的には原因究明をしません。そこまで時間と人員を割くことができないためです。
2.家族がどこで溺れたのか、知りたい。
海でも川でも流れがあるので、大事な家族がどこで最期を迎えたかわからない場合がほとんどです。お線香を手向けるのもどこがいいのか、事故だと誰も教えてくれません。
3.家族が水難事故で亡くなったのに、その事実を共有できる相手がいない。
どうして亡くなったのか、なぜここで水に飛び込んだのか、誰かと話しを共有したいのに相手がいない。そういうときには水難事故に関心のある人たちを話し相手にするといいのですが、そういう人に出会う機会はそうそうありません。
4.お風呂で親が突然亡くなった。周りから冷たい視線が。
突然お風呂で親が亡くなると、周囲の様々な人から冷たい視線が浴びせられることがあります。そういった視線を和らげるにはどうしたらいいでしょうか。
5.お年寄りの水難事故が頻発している。なにかよい方策は?
あります。水難事故は同じような場所で、同じような人が犠牲になるものです。
6.津波が押し寄せたら、多くの犠牲者がでる想定なのに、どうしようもないのか
どうしようもあります。東日本大震災の津波による命の守り方を研究した成果があります。
7.水難がからむ裁判を有利に進めたい

これまで専門家がいなかったので、うやむやになったり、糸口を見いだすことがなかったり、ということが水難の分野には多くありました。こういった水難に関する様々なノウハウを持っているのが水難総合研究所です。

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まさか、バス釣りで溺れるなんて 逆転の発想で命を守る対策が始まった

2020年11月01日 10時49分14秒 | 水難・ういてまて
安全そうに見えるため池でブラックバス狙いの釣り人が溺れる事故が発生しています。ため池は農業用などの水を確保するために設置されていて、農林水産省の調べでは全国に約21万箇所存在しています。多くのため池で構造上、体力のある若い人でも犠牲になります。死亡事故が続く宮城県で、その命を、逆転の発想で守る対策が始まりました。

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まさか、バス釣りで溺れるなんて 逆転の発想で命を守る対策が始まった

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