斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

長岡技術科学大学ヨット下架

2021年04月30日 09時27分21秒 | 斎藤秀俊の着眼

4月29日は定例のヨット下架日でした。例年なら穏やかに晴れて気持ちの良い中での下架ですが、この日は朝から雨にやられて、とんでもない状況のなかでの作業となりました。雨合羽重装備でしたが、さすがに体が冷えた。

台車の上に載せられて5か月間陸にあげられていました。台車を押してクレーン車の下まで移動します。

クレーン車の下に到着しました。吊り上げの準備をするために、はしごを登ってスタッフが準備します。低く見えていますが、高所恐怖症の人にはここは上がれません。

スリングベルトをかけます。架台の間を通すのですが、いつもここでいいのかな?と疑問になります。後方のスリングはもうちょっと後ろにやらないとならないので、架台の外側を通したほうがいいかと。

これです。架台の内側を通すと、本来青のマークのついたところをスリングが通るのですが、スリングの位置が右に30cmくらいずれています。

さて、吊り上げました。やはり、ということで毎年のようになんかななめってる。でも吊り上げやり直しにならないところをみると、やはりこれも合格範囲なのかと。例年通り納得させる。

センターボードの下にこびりついている錆びを落とします。それから船底塗料を塗ります。本船は赤です。バウ側に二本のロープをそれぞれ人が握っていて、左右にヨットが揺れないようにしています。スターン側の一本も人が握っています。

架台と接触していた部分の船底も一度さび落としをしてから船底塗料を塗ります。必要なら黄色のマスキングテープを張って、赤色が船体の白色に飛び出ないようにします。

いよいよ、ヨットを下ろします。その様子はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=VbRmz59jk-E

無事に着水しました。これからA28桟橋に機走で移動します。半年ぶりの操縦でいつも緊張します。ベテランがたくさん集まり、「さあ、こいつの操縦はどうか?」と注目を集めるからです。「よっしゃー」とおもったら、陸から「ロープが垂れているぞ」との声。たしかに左舷からロープを一本垂らしたまま航行していました。

無事に桟橋に接岸。仮もやいのまま、これからもやいをとります。

 


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